• 2017.09.25
  • “豊かな”アイルランドの「食」
前回の「衣」に引き続き、今回は「食」についてお届けします。

アイルランドってごはんどうなん?とよく聞かれますが、これを説明するのは非常に難しい(から聞かないで笑)。なぜなら、みなさんの持つイギリス料理のイメージそのものだから。アイルランドにしかない料理ってあまりないのです。こないだイギリスから友達が来てくれた時はどこに連れて行くかとても悩みました。

では、代表的なthe アイルランド料理をご紹介します。

フィッシュアンドチップス


でかいで有名なアイリッシュブレックファースト


ベーコンとキャベツとポテト


ギネスビール(にアイリッシュの友達が顔描いた笑)


ちょっと良いレストランに行くとこういうものも食べられます。

自家製スモークサーモン(これめっちゃ美味しかった)


もうお察しかもしれませんが、イギリス同様ジャガイモがふんだんに使われているのが特徴です。どこのアイリッシュレストランに行ってもメニューは大して変わらず、そして美味しいものを食べようと思うと結構高い。ので、こういうものは特別な日にしか食べません。

対して、意外と色んな国籍の人が入り混じっているダブリンですので、韓国、中国、ベトナム、タイ、インド、モンゴルなどのアジア料理からトルコ、モロッコ、アフリカ(広い笑)、もちろんヨーロッパ圏(イタリア、フランス、スペイン、地中海料理など)色々な国の料理が楽しめます。もちろん日本食屋さんもありますが、やはり手に入る食材に限りがあるので100点満点のレストランを見つけるのは困難です。それはどこの国でも同様、私たちが美味しい!と思ってもその国の出の人は苦笑いをしています。

あと、日本には珍しいベジタリアンレストランやイスラム教の方々が行きやすいところもあります。使う食材をきちんと統一したり、豚肉やお酒を提供していなかったり。私はベジタリアンでもなければ無宗教者ですが、どちらのレストランにも行きますし、結構おいしいです。機会があれば是非トライしてみてくださいね!

こちらで食べられる日本食は、どのレストランにいっても大概のメニューは同じです。

寿司と天ぷらと餃子


鳥の竜田揚げ with 福神漬け笑


三木的ダブリンNo.1ラーメン


全部美味しいですが、どこか惜しい。もれなく、そんな切ない気持ちになれます笑
私の住んでいるところはダブリンですが、コークというアイルランド西部の町に1軒だけMiyazakiさんという日本人の方がやっておられる日本食屋さんがあります。そこは本当に、移住を考えたくなるくらい感動のおいしさでした…

日本人以外知らないだろうし説明もしづらい、鯛の昆布〆丼(イクラが乗ってることに今気付いた)



やはりこちらで実感するのは食文化の違いが大きいです。これまで慣れ親しんできた味覚を離れて、できる限り自分で再現しようとしますがやはり本当の日本食のおいしさ、そしてヘルシーさに勝るものはありません(日本人だからでしょうが…)。食べ物は身体を構成しますので、体調や気持ちまでも左右します。日本の食文化、これは私がこちらへ来てから大きく見方が変わったものであり、かつ日本人としてとても誇りに思うことの1つです。

次回は「住」についてお届けします!

特派員

  • 三木 佳子
  • 年齢辰(たつ)
  • 性別女性
  • 職業翻訳家

アイルランドのダブリン在住、三木佳子(みきけいこ)です。現地でゲームの翻訳をしています。日本ではあまり馴染みのないアイルランドの文化や生活、アイルランドから見た日本について、皆さんとワクワクやクスッを共有できれば嬉しいです。

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