• 2020.02.12
  • 大仕事… アイルランドで入籍!
明けましておめでとうございます。2019年は個人的に多くの変化があり、2020年はそれが1つ1つ具体化していく年となりそうです。まずは手始めとして…この度1月17日にアイルランド方式で入籍しました!ということで、今回はアイルランドの入籍について書きたいと思います。

私の場合、自分が日本人で相手が香港人なので、とてもややこしかったのですが、まずそれぞれの書類が必要です。出生証明書(日本には戸籍謄本しかないので、とても親切な在アイルランド日本大使館の方が取り寄せた謄本から英語版の出生証明書を発行してくださいました)と婚姻要件具備証明書(独身であることなど、結婚する要件を満たしていることを証明する書類)、その他の身分証明書を準備して、Register Officeというところに電話をします。

「あの、結婚したいんですが」

そうすると、あちらから日付の提案があります。これがなんと3ヶ月以上先。結婚することが決まったのが6月末だったので、11月の記念日に間に合えばいいね~と気楽に話していましたが、書類の準備などで手間取り、この電話に漕ぎつけたのが9月中旬でした。年内に済ませられるかなーと淡い期待を抱いていましたが、提案されたのはやはり年明け。その日以降ならいつでも良いということだったので17日にしました(特に意味はない笑)。

電話でこの日を決めたら、次はオフィスに書類を持って来てくださいとのことで、行ってきました。書類不備もなく、入籍の日時を確認していた時、ふと私たちの滞在ステータスを聞かれ、「あ、それなら面接が必要ね」と。面接とは…?笑 そう、2人が結婚するに値するカップルかどうかを見極めるための審査があるのです。滞在許可が欲しいがためにEUやアイルランドのIDを所有する人と偽装結婚する非EU人もいると聞きますが、どちらもアジア人なのに面接があるとは思っていなかった私たちはビックリ。でも、やらなければならないということだったので仕方ありません。

11月末にこの面接に行ってきました。1人ずつ、2人に関係することを質問されます。
「最初に出会ったのは、いつ、どこですか?」
「休日は二人で何をしますか?」
「一緒に住んでいる家の玄関のドアは何色ですか?」
「相手に兄弟はいますか?お母さんの名前は?」
「二人がお気に入りのレストランは?」
相手が面接している間、もう片方はドアの外に出るのですが、壁が薄くて会話がすべて聞こえてきます(外に出る意味…笑)。もちろん少しの相違はあったと思いますが、とりあえず二人とも部屋に呼び戻されて入籍に関する説明を受けたので「合格」したのだと思います。何故か合否結果はハッキリとは伝えられませんでした。笑

こうして、晴れて入籍の日です。日本の婚姻届けにも証人が必要ですが、アイルランドの入籍には保証人が立ち会う必要があります。ありがたいことに、遥々友達が来てくれました。そして、二人で向き合って手を取り合いながら、入籍を執り行ってくれる役人の方が読む誓約(まさに「病める日も健やかなる日も」的なアレです)を一人ずつ繰り返すんですが、ちょっと照れ臭い!そして書類にサインをしました。



式自体はたった10分ちょっとでしたが、最も親しい友人二人に見守られてとても幸せな時間でした。

自分自身まさか香港人を相手にアイルランドで結婚するとは思っていませんでしたが、なんとも不思議な体験でした。日本での入籍とはかなり違う形で時間もかかりましたが、特別な一日を過ごすことができたと思います。関わってくれたすべての方に感謝です。

特派員

  • 三木 佳子
  • 職業翻訳家

アイルランドのダブリン在住、三木佳子(みきけいこ)です。現地でゲームの翻訳をしています。日本ではあまり馴染みのないアイルランドの文化や生活、アイルランドから見た日本について、皆さんとワクワクやクスッを共有できれば嬉しいです。

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