• 2018.10.05
  • Cafezinho (コーヒー)

150年以上にもわたってコーヒーの生産量が世界1位のブラジル。2016年の生産量は3,019,051トンで、全世界コーヒー生産量の30%を占めてます。その80%が、エチオピア原産のアラビカ種です。コーヒーがブラジルに導入されたのは、1727年。ブラジル北部のパラ州で栽培されましたが、気候が合わず、約30年後にはその栽培をリオ・デ・ジャネイロ州に移します。そこでは急速にコーヒー栽培が盛んになり、後にサンパウロ州、パラナ州とミナス・ジェライス州へと広がります。1850年には世界で生産量第1位にランキング入りします。「ブラジルと言えば、コーヒー」納得する気がしますね。
ブラジルでは、水の次に消費される飲み物はコーヒーです。全家庭の98%にコーヒーは存在するのです。そして、レギュラーコーヒー用の粉が主です。州によっても好みが違うようで、リオ・デ・ジャネイロ州ではレギュラーコーヒー、セアラ州ではChafé(Chá=お茶と café =コーヒーを合わせた言葉)が好まれているそうです。お茶のように薄いコーヒーの事です。サンパウロ州では、エスプレッソです。


こちらのスーパーマーケットでも主に販売されているコーヒーの粉はレギュラーコーヒー用です。インスタントコーヒーの粉やエスプレッソ用のカプセルのもあります。
外国の自動販売機に多い、リキッドコーヒーは流行っていません。缶コーヒーは冷たいのも暖かいのも存在しません。こんなにトロピカルな国なのに、ブラジル人はアイスコーヒーを飲まないのかと、良く聞かれます。こちらでは、コーヒーは熱いのを飲む習慣になっていて、アイスコーヒーは考えられないようです。しかし、Starbucks やNespresso のお店がこちらでもオープンしてからは、アイスコーヒーを試しに飲む人も増えたようです。サンパウロ市で有名なコーヒーショップでも、夏にはアイスコーヒーをトライするよう呼び掛けてます。
最近の傾向として、グルメコーヒー、オーガニックコーヒーなどと色んな種類やテイストのコーヒーが販売されてます。輸入品のコーヒードリッパーセットや、コーヒーカップも販売されるようになり、こだわりのよりおいしいコーヒーを家で入れることもできるようです。
そして、コーヒーショップがとてもおしゃれになりました。コーヒーの種類や入れ方の説明をしてくれるところもあり、いつも楽しみです。


面白いことに、一般のレストランのデザートにコーヒーゼリーもコーヒーロールもありません。コーヒー味のアイスクリームも限られた店にしかありません。このようなデザートが食べたい時は、日本料理店に行くか、自宅で作るしかないのです。


サンパウロ市で、コーヒーショップで、エスプレッソ・コーヒーをオーダーしますと、お店によって、少量のクッキー、アイス、チョコレートなどがついてきます。そして必ず、スパークリングウオーターがショットグラスに入ってきます。スパークリングウオーターを最初に飲み、口の中をすっきりさせることで、コーヒーの味が引き立つのだそうです。コーヒーをよりおいしく召し上がるための気遣いですね。
コーヒーの訳はcafé(カフェ)ですが、ブラジルでは、コーヒーは小さなカップに出されるため、cafezinho(カフェジンニョ)と呼んでます。
Vamos tomar um cafezinho!(=コーヒーを飲もうよ)と、コーヒーを飲みたい時にはもちろん、ちょっとお話がしたい時にも使うフレーズです。
Tome um cafezinho(=コーヒーを飲みなよ)は、ちょっとお手伝いしてもらって、少量のチップをあげる時に使うフレーズです。

それでは、Vamos tomar um cafezinho!

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 年齢辰(たつ)
  • 性別女性
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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