• 2019.07.26
  • お祝い大好き
アメリカで歌われるハッピー バースデーの歌と同じメロディーで、ブラジルでも誕生日には歌います。
Parabéns pra você!  
Nesta data querida!
Muitas felicidades!
Muitos anos de vida!
(意味は下記の通りです)
あなたにおめでとう。
この素敵な日に。
たくさんの幸せを!
長生きしてください!

そして、歌のすぐ後に、掛け声のように、
É pique, é pique
É pique, é pique, é pique!
É hora, é hora
É hora, é hora, é hora!
Rá-tim-bum!
(誕生日の人の名前を3回繰り返す)!
と言う。そこで拍手の中、ケーキにのっているろうそくを消します。その次はケーキカットですが、願い事をしてからナイフを入れます。
この時、お祝いに来てくれている皆さんも願い事をすることができます。ケーキにナイフが入る位置を想像し、もし自分が想像していたところにナイフが入ったら、願いが叶うといいます。

ブラジル人は何歳になっても誕生日をお祝いします。誕生ケーキをオーダーし、ろうそくを買って、家族や友人とお祝いします。
レストランで食事をしてから、誕生ケーキを切ります。食事前にレストランへケーキを預けておくことができ、食後に店員たちが2,3人で、ケーキをテーブルまで持ってきて、大きな声で歌ってくれます。この光景はどのレストランでも良くあることなので、他のテーブルに座っているお客さんも一緒に歌ったり、最後には拍手します。私も何度かレストランでお祝いしてもらった事がありますが、嬉しいです。いい思い出になります。

ブラジル人はお祝いが大好きです!
親戚やお友達が赤ちゃんを産む前にはChá de Bebêと言って、アメリカでも行われるベビーシャワーを行います。これは、妊娠6から8カ月の妊婦をお祝いするイベントです。元気な赤ちゃんを迎える準備をお友達がお手伝いするのです。赤ちゃんが生まれてすぐに使うグッズや洋服をプレゼントして、皆で2,3時間の間、軽食を食べたりお話しながら楽しみます。以前は女性だけが参加するイベントでしたが、最近では男性も参加しているようです。
赤ちゃんは、生まれる前から皆にお祝いされるのです。

ブラジルでは安産ですと、平均2日間の入院で、帝王切開ですと、4日程の入院です。入院は短い間ですが、赤ちゃんが生まれた事を知った親戚やお友達はまず病院へ赤ちゃんの顔を見にいきます。病室は皆の嬉しい声で響きわたります。お母さんは事前に用意しておいた小プレゼントを来てくださった方々に渡します。


そして盛大に誕生会をするのが、赤ちゃんが1歳を迎えた時です。無事に一年を過ごせたこと、遠い親戚に成長した事をお見せするため、育児を助けてくれた方々へのお礼など、とにかく皆への感謝の気持ちを伝える誕生会です。誕生会は自宅のマンションのパーティー場を借りたり、子供用パーティー会場を借りたりして行います。100人、150人 と呼んでお祝いします。食事の他に、子供用グッズや遊具を用意し、大人にはドリンクバーが用意されます。4、5時間くらい一緒に過ごす誕生会です。ケーキがおいてあるテーブルは甘いたくさんの種類の菓子が置かれ、皆の目を引きます。



このような盛大なイベントのために誕生会グッズを販売している店があります。色んなテーマに合わせた風船、コップやお皿、デコレーショングッズがあります。夢たくさんのお店です。



最近では、家族内で赤ちゃんの生後1カ月、2カ月と月ごとにお祝いする家族も増えてきたようです。ブラジル人は本当にお祝い好きですね。考えてみれば嬉しいことですもの、お祝いしなくては!
ですね。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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