• 2023.11.27
  • 各月の色とその意味
健康を維持するためには栄養の事を考え、定期的に運動をするのがベストです。でもそれだけではなく、定期的に健康診断を受けることも重要です。ブラジル人の中で最も多い病気は心臓病、心血管系病、がん、糖尿病と慢性呼吸器疾患だそうです。今回は病気の事ではなく、病気の予防を、ブラジルでどのように国民にアピールしているのかをお伝えします。

皆さんの多くは、ピンクリボンの存在をご存じだと思います。1980年代にアメリカで始まった運動です。乳がんで亡くなられた患者さんの家族がこのような悲劇が他の家族で繰り返されないようにという思いでピンクのリボンを作ったそうです。その後、乳がんの早期発見の手段と重要性を国民に広げる運動が始まったそうです。


ブラジルではピンクリボンとは言わず、Outubro Rosa (ピンクの10月)として知られています。10月にはテレビ、ラジオなどを通して乳がん検査を呼び掛け、早期発見の重要性を伝えています。街中でキャンペーンに参加する店があります。このスポーツウエアの店ではショーウィンドウのT-シャツの販売利益は乳房再建手術をする病院に寄付されるとのことです。他の店でもピンク色で染まったショウウインドウが多くみられました。


今回目についたのがワインのお店でした。10月中はRosé Wine(ロゼワイン)が全て20%オフで販売されている事でした。
街のビルのライトアップもピンク色になっているのもあります。
乳がん検査の重要性を認識してもらうためです。
サンパウロ市内の時計の数字も10月はピンク色でした。




ブラジルでは色んな病気の予防を呼び掛けるために、1月から12月まで毎月色で示しています。月によっては2、3色あったりします。色を使うことで国民の注目を集め、病気や健康に関しての知識をもっと持ってもらうためだそうです。医師、病院、薬品会社、NGO(非政府組織)が行ってきたキャンペーンから、月とその色が定まったそうです。
では1月からの色とその意味を見ていきましょう。
1月  白色 - メンタルヘルスの認識
2月  紫色 - ハンセン病と戦う
    オレンジ色 - 白血病の認識
3月  紺色 ― 結腸直腸がんの予防 
4月  青色 ― 自閉症の認識
    黄色 ― 職場の安全の重要性
5月  黄色 ― 交通事故予防
6月  オレンジ色 ― 貧血予防
    赤色 ― 献血の重要性
7月  黄色 ― 骨ガンとウイルス性肝炎予防
8月  金色 ― 母乳育児の認識
9月  緑色 ― 臓器提供の認識
    赤色 ― 心血管系の予防
    黄色 ― 自殺予防
10月 ピンク色 ― 乳がん予防
11月 青色 ― 前立腺がんと糖尿病の予防
    金色 ― 小児がん予防
12月 赤色 ― エイズ予防
    オレンジ色 ― 皮膚がん予防

11月は前立腺がんと糖尿病の予防です。ブラジルで前立腺がんが発見される患者の20%は病気が進んでいるステージであることから今年もより多くの男性に病気の認識と定期的な検査を呼び掛けるようです。先ほど写真で紹介した時計の数字は11月中は青色に変わります。
ブラジルで2006年から2016年の間で糖尿病になった人数が61,8%増加したことが心配で、またその多くが女性だということから、色んな病院でも糖尿病の説明をするイベントを行い、検査をするように呼びかけることでしょう。

病気の予防に関しては、どの国でも色んなキャンペーンを行っていることと思います。
皆様、健やかにお過ごしください。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 年齢辰(たつ)
  • 性別女性
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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