• 2017.10.24
  • オーストラリアでの配車サービスUBER 事情
UBER(ウーバー)という配車サービスをご存知でしょうか?今や世界各地で展開されている配車サービスで、携帯のアプリでお迎え先から目的地までを設定するとウーバーに登録している運転手が運転手個人の登録車で迎えにくるというアメリカの企業が始めた新しい形の配車サービスです。私も利用し始めた頃は全く知らない人の車にユニフォームも着ていない要は一般人の人の乗るわけなので少し違和感もありましたが、今ではたくさんの人が利用しており、UBERの専用ステッカーを貼っている車があちこちに走っているため、タクシーを利用することのほうが逆に違和感を感じるほどになりました。なぜこんなにも利用者が多いのかというとずばり、タクシーよりも割安な点だと思います。それに加えとても便利なシステムがたくさんあるため、このUBERに慣れてしまうとタクシーは不便に思えて、タクシーの利用から遠ざかってしまうのです。
携帯のアプリでピックアップ先を登録すると、今現在どこの場所にどのくらいの数のウーバー車が走っているか地図上で見れるところです。そして、お迎え先には約3分で到着するなどの推定時間も出るため、タクシーを電話で呼んだけれどいつくるのか全く分からないといったことがない点です。その昔、週末の夜にタクシーを呼ぶのに電話がつながるまで30分ほどかかり、その後到着するまで一時間ほど待った経験を思い出しました。 また、ピックアップ先と目的地を登録すると推定料金も出るので、そこで高いと思ったら確約する前にキャンセルができます。事前に料金がわかる点もとても便利です。通常道が混雑しておらず、たくさんのウーバー車が出動している場合はタクシーよりも3割~4割ほど安くなります。ウーバー車もあまり出動していない時や利用者がおおく混雑している時などはまれにタクシーよりも割高になることもあります。そういった時はたいていタクシーが来るのにも時間がかかるかと思いますが。。
そして、推定料金も確認し、確約すると車の運転手の名前と車種、ナンバープレートが表示され、アプリの地図上の車が実際に動き始めるのでその車が現在どの位置まで来ているのかも地図上で確認できます。私の場合ですが、早くて3分たいてい10分以内でいつも車が来ます。


これが実際のuberのアプリで手配する際の画面。地図上でuber車が何台どのあたりを走っているのかも確認できます。推定料金も表示されます。

ウーバー車として使われている車種ですが、オーストラリアは4WDが人気で需要も多いため、4WDであったり、カローラやゴルフなどの中型車だったり、ステーションワゴンであったりと色々です。BMWやアウディーなどの高級車のこともあれば少し年式の古い小型車など実に様々です。最近ではuber Xという一般的な安価で手配できる1~4人用の車かUber XLという1~6人用乗りの少し割高な車、そしてUber Selectという高級車などお客様の需要に合わせて選ぶことができます。
車内も綺麗にし、ミネラルウォーターのボトルを無料でサービスしたり、ミントやキャンディーなどをサービスで置いている車もあります。オーストラリアはホテル、レストランすべてが禁煙で、たばこの匂いが苦手な人も多いため、たばこの匂いがする車もほとんどありません。
そして目的地までの道中もフレンドリーな人が多いオーストラリアなのでたいていは運転手と会話をします。私はゴールドコーストでの利用がほとんどなため、他都市では少し運転手の雰囲気も変わってくるとは思いますが、私の経験ではたいていはたわいもない話ですが、会話をしています。特に多いのが私が日本人なので、日本はどこの出身かなどを聞かれ、自分は日本に行ったことがあるとか、日本に行ってどこが素晴らしかったなどを話してくれたりします。
そして、もう一つUBERの便利な点はお会計は携帯のアプリに登録しているクレジットカードから引き落とされるため、その場で支払う必要がないことです。目的地に到着するとすぐに降りれるので、降りる際も、料金も払わず、運転手さんからは「さようなら、良い夜を」などと言われると知人に車で送ってもらった気分になります。その後、eメールにて今回の利用分の料金のお知らせメールが届きます。料金は事前に推定料金も表示されていたためその範囲内なので実際は全く違ったなどということもありません。
こんなに便利なUber 最近ではUbereatsというレストランで注文した料理を出前してくれるというサービスも行っています。日本の方に比べあまり料理をしないオーストラリア人も多いのでこちらサービスもすでに人気となっているようです。
Uber次はどんなサービスを提供してくるのか将来楽しみです。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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