可愛いライフセーバー “ニッパーズ”|菅沼 千栄子(旧姓 名倉)|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

  • 2020.01.27
  • 可愛いライフセーバー “ニッパーズ”
オーストラリアの海は強い潮の流れがあり、水難事故が多発しているという記事を以前ご紹介しました。自分の身を守るためはもちろん、ビーチが身近にあるゴールドコーストではライフセーバーの育成にも力を注いでいます。5歳から13歳の子供のライフセーバーのことを”ニッパーズ“(Nippers)と呼んでいます。将来のライフセーバーの予備軍たちです。ニッパーズの活動は言ってみたら子供の習い事のようなもので、ビーチや海に入り色々なアクティビティーやトレーニングを行います。ビーチでは棒取りのかけっこをしたり、泳いだり、ライフセーバー用のボードで海に出てパドルをしたりと子供にとっては楽しいアクティビティーです。やわらかい砂浜を走ったり波の立つ海を泳いだりするのはいい体力作りにもなります。体も鍛えられ、子供も楽しめるニッパーズは人気がありクイーンズランド州だけでも1万人以上の子供が所属しているそうです。ニッパーズ達はトレーニング以外にもビーチや海での危険についても学びます。潮の流れだけでなく、波のしくみや海底の地形、岩場での危険や海に潜む危険な生物についても学習しています。そして13歳になったニッパーズはファーストエイド(応急処置)も取得し、14歳になるとビーチパトロールと大会に出場するための正式なサーフレスキューとしての資格(Surf Rescue Certificate)を取得する試験が受けられます。スイミングスクールのように泳ぎを教わるわけではなく、逆にニッパーズに所属するためには最初からある程度水に慣れていなければならず、適正テストにパスしなけれなりません。例えば水中で30秒息を止められるか、そしてベーシックな泳ぎができるかなどをテストされます。ですので最初に赤ちゃんのうちにスイミングスクールに入れて、それからニッパーズに所属させるというパターンも多いそうです。ニッパーズはそれぞれの地域のサーフクラブにあり、ここゴールドコーストにも22のサーフクラブとニッパーズのクラブがあります。通常は個々のクラブでトレーニングが行われていますが、他のクラブの子供達と対抗競技やレースをしたり合同トレーニングを行ったります。大きな大会やフェスティバルの時はクラブ名が入った色とりどりのユニフォームを着た子供達でビーチが溢れかえっています。ユニフォームのカラーも各クラブで決まっており、安全のために水着やユニフォームの色も蛍光の黄色やピンク、オレンジ、原色の青や緑などの派手で目立つ色が使われています。海でのトレーニングなので開催時期も夏限定で、毎年10月中旬の日曜から開催されています。トレーニングは学校があるので週末とスクールホリデー中だけかと思ったのですが、この前平日の夕方にもこじんまりとトレーニングを行っていました。送り迎えをする親がビーチで参観している姿もよく見られます。私の友人の子供もニッパーズに所属していましたが夏になると子供のトレーニングの見学で真っ黒に日焼けしてしまうと言っていました。私の住んでいるマイアミビーチにもニッパーズのクラブがあります。マイアミビーチのニッパーズのユニフォームは蛍光ピンクです。この派手なユニフォームを着た子供達がビーチでトレーニングしている姿をみると、ゴールドコーストにもいよいよ夏が来たなと実感。これからますますビーチが賑やかになる季節がやって来ます。


写真のように少人数でのトレーニングから100人以上集まる大型トレーニングなどもあります。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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