• 2020.03.05
  • 日本にはあるけどオーストラリアではほとんど出回ってない物って何?-その1
ウィルスや花粉症対策以外にも日本では日常にマスクをしている人が多く、マスク姿にも全く違和感を感じませんが、オーストラリアでマスクをして歩いている人はほとんど見かけません。マスクをしているのは病院で働く一部の人か歯科医くらいでしょう。マスクをしている人が歩いていたら皆きっと珍しい目でみるかもしれません。そんなマスクのように、今回は日本では普通にあったり、使われているけれど、オーストラリアではほとんど出回っていないものを紹介します。

“コンビニなどに売っている透明の傘”
日本では雨が降ってきたらいつでもコンビニで手軽にお手頃価格でビニール傘が買えます。視界を遮らない透明ビニール傘は人込みが多い日本では本当に便利だと思います。オーストラリアではあの透明ビニール傘はほとんど出回っておりません。あるとしたら大きめの傘で日本ではゴルフの時などに使われるような大きなものが出回っています。まず、オーストラリア人はちょっとの雨くらいでは傘をささないのです。シドニーやメルボルンの市内中心部では傘をさしている人も多少多いかもしれませんが、私の住んでいるゴールドコーストでは車移動の人が多いため傘をさして歩いている風景をあまり見かけません。折りたたみ傘も最近では色々とおしゃれな柄のものが出回ってきましたが、ちょっと前までは黒い地味なものや日本ではひと昔前のデザインのようなものしかありませんでした。店の入り口に傘立てがあったり、デパートに傘を入れるビニール袋が置いてあるなんてこともありません。

“コーヒーについてくるミルク(コーヒーフレッシュ)”
日本でコーヒーを注文すると砂糖と一緒にポーションタイプのクリームが付いてきますが、オーストラリアではこれも無いのです。注文した時にミルクを入れるか入れないか決めるので、持ち帰り用のミルクというものがまずありません。スーパーでバニラやヘーゼルナッツなどのフレーバー入りのポーションタイプのミルクを見かけたことがありますが、それも1ブランドだけでコーヒー売り場の端っこに追いやられてる感じで地味に陳列されています。実際にこれを売っているのを知っている人もほとんどいないかと思います。

”シャープペンシル“
日本では普通に出回っているシャーペン。どちらかというと鉛筆よりシャーペンを使う人のほうが多いと思いますがオーストラリアは逆で、鉛筆かボールペンを使うのでシャーペンの普及率はかなり低いです。Office Works という大手文房具チェーン店や文房具専門店などに行かなければ手に入りません。小売店では鉛筆やボールペンしか販売していないと思います。実際、替え芯も含め値段も高いです。

“腹巻”
日本人のように足やお腹を温めるという習慣がないので腹巻はオーストラリアにはありません。夏場は冷房をキンキンにし、冬でも冷房のきいたバスがあるくらいなので比較的暑がりの人が多いのか、体温自体日本人よりも高いのかもしれません。もし腹巻をしている、と言うとなぜお腹を温めるの?と疑問に思われるかもしれません。腹巻の他にも5本指靴下も売っていません。

“シティーサイクル(ママチャリ)”
日本ではどこでも自転車に乗った人を見かけますが、オーストラリアでは日本ほど自転車が出回っておりません。まず日本と違い、オーストラリアでは自転車に乗る時ヘルメットを被らなければ、見つかった場合罰金を払うことになります。そして出回っている自転車も日本のママチャリのような年配の方や女性でも運転しやすい物ではなく、マウンテンバイクやビーチクルーザーという大きな太めのタイヤの自転車ばかりでちょっと近くに買い物に自転車で。。という手軽さがないのです。ヘルメットもかさばりますし、ヘルメットをつけることにも抵抗があるし、駐輪場も日本のようにきちんと設置されていません。

“トイレのウォシュレット”
日本では一般家庭からレストラン、デパートのトイレまで今ではどこでもウォシュレットが付いていますが、オーストラリアにはこれも出回っておりません。また、温かい便座というのもありません。日本に行ったオーストラリア人に日本どうだった?と聞くと、ウォシュレットや勝手に開く便器の蓋など日本のトイレはすごい!と皆口を揃えて言っています。時々ウォシュレットを日本から買って帰る外国人を空港でみかけます。ウォシュレットを販売している業者もあるようですが、ごく少数の一般家庭にあるだけで公共の場ではほぼ見かけることはありません。

“温かい缶の飲み物”
まず自動販売機自体がそんなに無いですし、缶入りの飲み物といったら炭酸飲料がほとんどで、缶コーヒーや紅茶などの温かい飲み物は出回っていませんので日本に来たオーストラリア人は温まっている缶コーヒーやコーンスープにびっくりするかもしれません。

”蚊取り線香“
蚊取り線香の香りを嗅ぐと日本の夏を思い出します。渦巻き状の蚊取り線香、昔は日本のどこの家庭にもあったように思います。蚊取り線香もオーストラリアではあまり出回っていません。肌にスプレーするタイプの蚊よけスプレーが多く出回っており、アウトドア用にキャンドルタイプのものやお香のようなスティックタイプなどはあります。もともと西洋人は日本人の人ほど蚊に刺されないように思います。ぷっくりと腫れた刺され跡が出来ているのもあまり見ないですし、西洋人と日本人が蚊の出るところにいた場合、蚊に刺されているのはほぼ日本人だったなんてことが多いです。

思い当たるものを上げてみましたがまだまだ出てくると思うのでまた第二弾もやってみたいと思います。また逆にオーストラリアにはあるけど日本にはほとんど出回っていないものもありますのでそちらもまた今度ご紹介します。

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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