ゴールドコーストの住宅難|菅沼 千栄子(旧姓 名倉)|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

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  • 2021.03.12
  • ゴールドコーストの住宅難
今ゴールドコーストでは住む家がなかなか見つからないという住宅難が深刻化しています。賃貸物件の空き率が0.6%から0.3%という状態なので競争率も高く、貸し手側は強気でどんどん家賃を上げています。そして家やマンションの価格も高騰しており、去年末の時点で前年比20%の値上がりを見せている物件も少なくありません。去年から賃貸物件を探している知人らから、家がなかなか見つからないということを聞いてはいましたが、ここまで厳しい状況だったとは予想していませんでした。一つの物件に対して内見に来る人が30人~50人くらいいて競争率も高いと聞いていましたが、その状況がさらに深刻化しています。賃貸物件はまさにオークション状態で、借りたいがために家賃をもっと払うから貸してほしいと、貸し手側が設定した家賃よりもさらに上乗せしてオファーしてくる人もでてきているほどです。
住宅難の主な理由の一つが、他都市、他州から移り住んでくる人が急増しているということです。ゴールドコーストはコロナの感染拡大が他都市より少なかったため、他州や他都市に比べ緩い規制の中で生活することができました。一番厳しかったメルボルンでは6か月近くのロックダウン規制があり同じオーストラリアなのに生活スタイルも仕事への支障もここまで違うのかというくらいの差がありました。そんなメルボルンに住むことにうんざりしてしまった人々がゴールドコーストにどんどん移り住んで来ているのです。そしてシドニーやメルボルンの都市に比べるとゴールドコーストの物件はまだ若干安いので、メルボルンやシドニーの持ち家を高値で売り、そのお金でゴールドコーストで物件を購入する人が急増しているそうです。不動産会社にも他州の人からの問い合わせが毎日殺到しており、少しでも早く引っ越して来たいのか、中にはウェブサイトに掲載されている物件の写真や情報だけで、実際に下見もせずにネットショッピング感覚で家やマンションを購入している人もいるそうです。一方、メルボルンのアパートの家賃は過去4年で最安値を記録し、あのシドニーに次ぐ大都市メルボルンが今ではオーストラリアで3番目に手頃な価格で物件が借りられる都市となってしまいました。メルボルン中心部では空き物件があふれていて価格も安く選び放題で、街中心地の新築の綺麗なアパートが週$400で借りられるのに対して、ゴールドコーストのビーチ近くの築30年以上のアパートが週$650~700、中には週に$800(日本円約68800円)にまで価格が高騰している状況です。貸し手側も契約更新の際に家賃の値上げをしてきても、いやなら出てもいいよ、他にも住みたい人がたくさんいるのだからという強気な態度です。ですので、今はたやすく引っ越しを考えるのはベストなタイミングではないようです。ゴールドコーストはビーチもあり山もあり、自然がたくさんあり、ファミリーにとってはとても住みやすい町なので、そういったファミリーやまだ収入も低いこれから家族を持つ若いカップルなどが住みにくくなってしまう事はとても残念です。
そのうちゴールドコーストが富裕層で埋め尽くされてしまうような都市になってしまうのでしょうか。また状況を追ってお知らせしたいと思います。


きれいな海岸が続くゴールドコースト、サーファーズパラダイスの高層ビルからの景色

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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