100年以上前に建てられた歴史的家屋を改装したレストランで2024年のAustralian Good Food Guide Awardも受賞しています。
川沿いのテラスからはパノラマの景色を見ることができ、この町を代表するランドマークであるマウントウォーニングも見ることが出来ます。
実はこのエリア一帯は過去に何度も洪水の被害を受けた場所で、このレストランも何度も洪水の被害から乗り越えてきたそうです。20年前の大洪水では、建物の下の倉庫から物がすべて流されてしまい、300キロの重さのアイスチェストさえも流されてしまうほどだったそうです。幸いにもメインのレストランは2階にあるため、2階はひどい洪水の被害を受けずに済んだようです。
経済的にもかなりのダメージを受けたそうですが、ボランティアと災害救援活動も行うADF(Australian Defence Force)の助けのおかげでなんとか復活することができたそうです。
真っ白なペイントにヤシの木がデザインされたシンプルな外観
このレストラン、料理が美味しいのはもちろんですが、インテリア、内装がとてもおしゃれなことでも知られています。窓枠やステンドグラスは昔のままのものを使い、壁には地元アーティストによる絵画やアートが飾られ、アンティーク調のクラシックさの中にモダンなテイストがうまくミックスされています。ヤシの木の絵やラタン家具などで南国調のトロピカルなリゾートテイストも含まれているのがこのおしゃれな小さな町にぴったりの雰囲気を醸し出しています。
入口を入ってすぐに大きなシャンデリアが飾られたプライベートダイニングルームがあります。
メニューは、地元でとれた野菜や果物、ツイード川、海からとれた新鮮なシーフードを使ったメニューが毎シーズン出ています。メニューの種類は少なめですが、シーズン毎に変わるので、何度行っても毎回違う料理が食べれるのもうれしいです。
今回もコースメニューにしましたが、友人4人ともうまくかぶらずにそれぞれメインコースを注文したので、色々な料理をみることもできました。
そしていいレストランはホスピタリティー(接客サービス)のクオリティも高いのでゆったりと快適な時間を過ごすことができます。
テラス席で遅めのランチをしたのですが、かなり長居したので、空もすっかり夕焼け色に染まっていました。オレンジ色に輝くマウントウォーニングを眺めながら特別な時間を過ごすことができました。
真ん中の山頂が一番とがっている山がマウントウォーニング。肉眼ではもっとはっきり見えるのですが。
ゴールドコーストは街の開発が進み、高層ビルや新しい建物ばかりになってしまい、古き良き時代の建物がどんどん減ってしまって寂しく感じます。時々ちょっと遠出してこの素敵な町のこんな素敵なレストランにいると時が止まったような感覚になります。
店内の写真もたくさん紹介したいのですが、ぜひ機会があれば行って実際に見て欲しいレストランなので、写真は少なめにしました。
また時々ゴールドコースト以外の近郊の素敵な町やお店なども紹介していきたいと思います。