• 2020.04.03
  • 新型コロナ パンデミック
コロナ、コロナ、コロナ、、、
その単語を聞かない日がないくらい。
コロナ、コロナ、コロナ、、、
世は大騒ぎである。

しかし某ビール会社としては、ものすごい宣伝効果ではないか。
2月の初め、「メキシコでの犠牲者」と言うようなタイトルで、コ○ナビールが散らばる部屋にだらしなく転がる男性の写真や、ビール片手に千鳥足の青年などの写真がメッセージアプリに頻繁に届いた。みんなで大ウケだったのが、次第に笑えなくなり、流石にその二つを関連づける人はもういなくなった?!
しかしまさかパンデミックになるとは思ってもいなかった。
横浜に停泊していたダイアモンド・プリンセス号に乗客としてポルトガル人が2名おり、彼らが家族とのビデオチャットで怒る様子がニュースに流れた時は、ミーハー的に心に火が付き、「ポルトで一名」と言う報道の時は、結果陰性だったものの、とうとう来たかと感じた。それから数週間のうちにチョロチョロ1〜5名が・・・バっ!と数十名に増えた。
ポルトガルでは、イタリアはもちろん、フランスやスペインなどのヨーロッパ諸国と比べ、感染者の拡大スピードは遅いが、措置は慎重に迅速に行われていると思う。公衆衛生局では早い段階から話し合いが行われていたようですし、市役所などでもどう対処していくか議論が行われていた。
コンサートでの感染者がでた際は、5人以上のイベントは自粛するように忠告があり、私が住むマフラ市では、公立のジムやプール、図書館、博物館などの閉鎖。および、市が関与している学校遠足、部活、文化的アクティビティー、市場などが4月まで中止と決定づけられた。
学校に関しては、既に休校になったところも多いが、うちの子供達の学校は、話し合いこそ行われているが、慎重に動いている様子が伺える。発表会などは直ぐに延期になったが、授業に関しては、子供達が「まだか? まだか?」と首を長くして中止になるのを待っている状態である。

買い物事情でいうと、マスクはヨーロッパに感染者がでた段階で店頭から消えた。しばらくして、除菌ジェルも速攻でなくなる。そしてアルコール消毒液。今日、主人が買い物に行ったら、パスタ、薄力粉、缶詰、米と行った保存がきく商品を買い占めている人で溢れかえっていたと言っていた。肉売り場も長蛇の列ができていたらしい。

コロナ騒ぎをここまで書いて、今更言うのもおかしな話しなのだが、個人的に思うのは、「意味がない」と言うこと。 すべて無意味とはもちろん思わないが、みんなにもっと冷静になってもらいたい。報道は今騒ぎすぎていると感じる。そして我々も全て鵜呑みにする必要もないではないか。
例えば、マスクや消毒液が無効とはまでは言わないが、それらを買うのに、どんな犠牲をはらっているのか考える余裕はあったか? それを買って安心しきってないか?
今、情報を入手しやすいと言う点では、恵まれた時代になったと思うが、それを見極める観点も大事だと思う。情報のソースはどこか? 自分の勘などを信じてもいいと思う。 とにかく、自分の判断で情報を選ぶ能力を身につけるのが重要だ。
今回の新型コロナウィルスで考えれば、まずは恐れない! きちんと手洗い・うがいをし、美味しいものをまんべんなく頂き、良い睡眠を取り、免疫力を高めウィルスなんて寄せ付けない体づくりが鍵だ。
私は、睡眠不足さえクリアできれば、コロナが収束する頃には磨きのかかった自分に出会える気がする。

特派員

  • 太田めぐみ
  • 職業修復士、通訳、コーディネーター/Insitu(修復)、Kaminari-sama、ノバジカ、他

ポルトガル在住の保存修復士。主に、絵画(壁画)や金箔装飾を専門にし、ユネスコ世界遺産建築物や大統領邸の内部を手がける。シルバーコースト近くの村で、地域に根付いた田舎暮らしを満喫している。趣味は、土いじり。

太田めぐみの記事一覧を見る

おすすめ記事

リポーター

おすすめ記事

PAGE TOP