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  • 2022.07.01
  • エリセイラ、ウニの街
私の住む「Ericeira(エリセイラ)」。
その語源は、Ouriceira …Ouriço(オゥリーソ) からきています。 Ouriço の土地と呼ばれ、多くの人は、エリセイラの海岸沿いに生息するたくさんの Ouriço(ウニ)を指していると考えています。しかし一説では、この語源となった Ouriçoは、ウニではなく、ハリネズミの方を意味していると言われています。また、フェニキアの女神アスタルトにも関係しているそうです。

エリセイラの人々の起源がフェニキア人にまでさかのぼるというのは、マヌエル・ガンドラという学者の提唱された論文が裏付けています。したがって、エリセイラの歴史は紀元前1000にさかのぼります。その頃から、たくさんのハリネズミが生息していたのでしょうか?

・・・とは言っても、エリセイラと言ったら一般的にはウニを連想させる人がほとんどです。エリセイラの紋章にもウニがシンボルになっているほど。それほどたくさんのウニが生息してます。


エリセイラの紋章

サーフメッカのエリセイラには多くのサーファーがやってきますが、彼らを悩ませるのは海底のウニの存在です。ブーツを履かず沖に出る際は、ウニを踏まないように注意が必要です。ウニのトゲは鋭く、しかも焼く前の陶器のようにもろいため、刺さると中に残り、取り除くにもボロボロと折れるので厄介ものなのです。
うちでは主人や子供達がウニのトゲを足にさしてきて、お互いピンセットなどで取り合うという異様な光景を目にします。


ウニやヒトデがいっぱい

嬉しいのは、一年に一回開催される「ウニまつり」です。今年ももちろん行ってきました。


今年度のハイライトは、エリセイラ中心の魚市場でウニをつかった料理デモンストレーションです。4、5箇所のレストランシェフがウニを使ったオリジナルの一品をその場で作り、試食させてくれます。
全て、む・りょ・う!! やった〜!

日本のように身の太ったものではないものの、取りたての新鮮そのものなので、磯香りと自然な塩加減が私は好きです。
このイベント、規模があまり大きくなく、来場者も少なかったので、短時間でも十分楽しめました。娘はおかわりをもらいに行ったほど余裕があります。ウニがもっと主流になるのは嬉しいけど、味をしめた人々が押し寄せてくるようになったら複雑かも。それまで十分満喫しておかないと。
すでに来年のウニ祭りが楽しみです。


特派員

  • 太田めぐみ
  • 年齢丑( うし )
  • 性別女性
  • 職業修復士、通訳、コーディネーター/Insitu(修復)、Kaminari-sama、ノバジカ、他

ポルトガル在住の保存修復士。主に、絵画(壁画)や金箔装飾を専門にし、ユネスコ世界遺産建築物や大統領邸の内部を手がける。シルバーコースト近くの村で、地域に根付いた田舎暮らしを満喫している。趣味は、土いじり。

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