博物館で過ごす一日|パトリック・ サッコ|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

  • 2019.03.08
  • 博物館で過ごす一日
単純に私が博物館オタクだということ、それからカナダの冬の寒さのせいもあるでしょうが、その暖かさと居心地よさ、全体的な充実度などから考えても、オタワにある博物館は週末を過ごすのにもってこいの場所だと言えます。

他国の人からは、文化的に貧弱な新しい国というイメージを持たれがちなカナダ。でも、カナダ人は文化的な価値観を重視する国民で、首都オタワには幅広いジャンルの博物館が存在しています。

カナダ国立美術館は、オタワの中心街であるパーラメント・ヒルのすぐ近くにあります。開館は1880年で、カナダ最古の文化施設のひとつ。絵画や彫刻、装飾芸術が好きな人たちは必見のカナダ国立美術館はカナダ現代写真美術館も併設していて、3か月から6か月サイクルの特別展が一年中行われています。

オタワ川の対岸には、カナダ歴史博物館(「カナダ文明博物館」から改称)があります。屋内のトーテムポールに関しては最大のコレクションと、カナダの1000年の歴史をたどる展示が人気で、カナダでは最も親しまれている博物館です。幅広いテーマを網羅する特別展に定評のあるカナダ歴史博物館は、カナダ郵便博物館、カナダ子供博物館、IMAXシアターも併設しています。

市内の中心部から歩いて20分ほどに位置するカナダ自然博物館は、歴史ある建物が目印です。カナダ全土に生息する動物を網羅しているうえ、8500万~6500万年前の化石や骨格標本も見学できます。子供向けの発見コーナーや、自然をテーマにした企画展も充実。恐竜やマンモスの実物大レプリカ、1億1000万年前の化石化した恐竜の足跡まで見られます。

カナダ国立航空宇宙博物館があるのは、市街地の東側エリア、オタワ川沿いの場所です。50機近くを揃えた世界中の航空機と、航空史(民間・軍事ともに)を網羅した展示が見ものです。ロッククリフ空港(オタワ空港)と共用のカナダ空軍基地跡地にある、巨大な格納庫のような建物が印象的。春夏のシーズン中は、オープンコックピットのある複葉機やヘリコプターで首都上空を周遊できる体験飛行が人気です。きわめつけに、子供のための飛行機ワークショップも開催されているんですよ。

リドー運河からオタワ川に通じる水門のすぐそば、市街中心地にあるオタワ最古の石造りの建物に入っているのは、バイタウン博物館。リドー運河の建設を指揮したジョン・バイ中佐にちなみ、かつてのオタワが「バイタウン」と呼ばれていたことから、この名が付いています。木こりの街であったバイタウンがカナダの首都オタワになるまでの変遷と歴史を展示するバイタウン博物館のコレクションは、なんと7,000点以上にものぼるとか。

カナダ農業食料博物館は、市街地の南、中央試験農場にあります。オタワ市の真っただ中で本物の納屋を発見したなら、それがこの博物館。ここでは屋内展示や様々な屋外アクティビティで、カナダの農業の歴史や伝統を知ることができます。各種デモンストレーション(例:メープルシロップバターの製造や試食)、馬たちとの触れ合い、牛の搾乳などを体験しながらカナダの農場の農業や動物、食べ物について学べるとあって、家族連れのビジター人気も上々の博物館です。

パーラメント・ヒルのすぐ南側にあるのはカナダ銀行博物館。ここでは、様々な文化圏のお金の起源をさかのぼって展示しています。カナダの通貨や世界の貨幣に関する組織だったコレクションとしては最大規模の内容で、植民地時代以前から現代までのカナダ貨幣の歴史を垣間見ることができます。カナダをはじめ、世界各国の珍しい硬貨も展示しています。

カナダ・バーチャル博物館は、カナダの各博物館とカナダ文化遺産省のパートナーシップによって実現した博物館。カナダにある博物館のコレクションや貴重な所蔵品がオンライン経由で見られる、インタラクティブ空間型ミュージアムです。バーチャル展示から画像ギャラリー、学習用資料、革新的なコラボ企画まで、ウェブサイトの内容は盛りだくさん。カナダ・バーチャル博物館のすごいところは、画期的でダイナミックな手法で、カナダにある複数の博物館が収蔵する物語や貴重な所蔵品を取りまとめ、質の高いオンライン遺産というコンテンツによるコレクションを提供していることです。

これらの画像は、オタワのカナダ自然博物館で私が撮影したものです。





特派員

  • パトリック・ サッコ
  • 年齢酉年(とり)
  • 性別
  • 職業エリオット・コンサルティング社エンジニア

こんにちは! 私はパトリックと言います。スコットランドのエジンバラ在住で、土木技師をしています。趣味は詩を書くことです。9年ほど前にイタリアからスコットランドへ移住し、この土地に惚れ込んでいます。雨の多い気候を好まない人もいますが、その気候のおかげでここは緑豊かな風景に恵まれています。暇を見つけては、車でエジンバラ郊外へ湖や渓谷を見に出かけています。

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