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  • 2020.03.25
  • カナダのイタリア人コミュニティ
イタリア人は常にカナダ文化で重要な役割を担っています。
第二次世界大戦が終わると、多くのイタリア人が自国からの移住先としてカナダを選びましたが、カナダのイタリア人コミュニティの人口が最も増大し始めたのは1950年代から1960年代にかけての時期で、ピークに達したのは1970年代です。
カナダは世界の海外移住者の間で最も人気のある国のひとつですが、それは恵まれた質の高い生活と豊富な雇用・教育機会を提供しているからです。
実際、カナダあるいはこの国のどこかの都市が下位にランクインすることはめったにありません。カナダには雄大な湖と手つかずの自然、そしてプロとしても個人としても成長できる機会があります。
1971年、この国は世界で初めて多文化主義政策を公式に導入しました。
カナダ文化遺産協会は、この国は人種や民族的出身、言語、宗教を問わずあらゆる住民を尊重することを高らかと宣言しています。現在、カナダに住むイタリア系カナダ人は200万人弱で、世界で6番目に大きいイタリア人コミュニティを形成し、イギリス系、アイルランド系、フランス系、ドイツ系に次いで国内で5番目に大きな民族集団となっています。
イタリア人コミュニティは常にカナダで重大な役割を担ってきたので、カナダ市民権移民省は数年前、この国の発展に大きく貢献したイタリア系カナダ人への理解や認識を深めてもらうため、小学校と中等学校向けにプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトはItalian Heritage in Canada Curriculumと呼ばれています。
バンクーバーやカルガリー、モントリオールといったカナダの複数の主要都市には独自のリトルイタリーがありますが、トロントではなんとカレッジストリートとクレアアベニューの2カ所に形成されています。しかも、トロント近くのウッドブリッジなどは数多くのイタリア系カナダ人が住んでいるため、自治体全体がCittà Italiana(イタリア街)と呼ばれています。
モントリオールでイタリアンスピリットが最も強く感じられるイベントといえばやはりイタリアンウィークですが、ここで真に象徴されているのは、見直され、明らかに改善し、進化を続けるイタリア文化であり、これがイタリア系カナダ人による新たな文化の土台となっています。
1週間にわたるフェスティバルはイタリアに特化し、モントリオールに長年住むイタリア人に敬意を表します。この週、市内はまるで本物のショールームのように一変し、イタリア料理が並ぶ屋台や、イタリアのファッション、デザイン、家庭用家具を販売する屋台が軒を連ねますが、中でも目をひくのはイタリア車です。
私もこのイベントに参加したことがありますが、自家製のタルトやビスケットなど、イタリアの代表的スイーツを売る屋台がたくさんあったことが記憶に残っています。でも何より印象的だったのは、モントリオール市民がシチリアカンノーロ(筒状に揚げた生地の中にリコッタチーズのクリームがつまったお菓子)が大好物なことで、北米で一番人気のイタリアのスイーツだと思います。
この他にも、シチリア島出身の年配の女性たちによる手縫いのテーブルクロスやテーブルの中央に置く装飾品、レースなども目にしました。ナポリ地域定番のスイーツやお酒の屋台もあって、レモンを用いたリキュールで有名なリモンチェッロやカラフルな陶器もありました。音楽、演劇、映画に関するイベントへの参加や、鮮やかな赤と唸りをあげるエンジンで多くのファンを惹きつけるフェラーリ車のパレードなどを毎日楽しめました。
夕方には大抵、イタリア系カナダ人の若者グループによるミュージカルショーが行われ、自作の歌とイタリア音楽の名曲をイタリア語、フランス語、英語でかわるがわる披露していました。
また、イタリア系カナダ人全国協議会、Association of Italian-Canadian Writer(イタリア系カナダ人作家協会)、文学コンクールが共同で主催する文学イベントも開催されていました。
なお、主に高齢者に愛好されているイタリアならではの球技、ボッチェの待望のトーナメントも毎年実施されています。

特派員

  • パトリック・ サッコ
  • 年齢酉年(とり)
  • 性別
  • 職業エリオット・コンサルティング社エンジニア

こんにちは! 私はパトリックと言います。スコットランドのエジンバラ在住で、土木技師をしています。趣味は詩を書くことです。9年ほど前にイタリアからスコットランドへ移住し、この土地に惚れ込んでいます。雨の多い気候を好まない人もいますが、その気候のおかげでここは緑豊かな風景に恵まれています。暇を見つけては、車でエジンバラ郊外へ湖や渓谷を見に出かけています。

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