雨と雪が降る気温5℃前後の世界から、27℃の晴れわたる場所への転居です!
この気候的な理由だけで、もうすでにオースティンが好きになってしまいました。
引っ越し作業のため、街のあちこちを訪れてじっくり探索するチャンスはまだあまりないのですが、今回のブログでは、私の新しい居住地となったオースティンの街をご紹介します。
テキサス州の州都・オースティンは、奇抜さに驚かされる街です。それもそのはず、この街は「Keep Austin Weird(オースティンはユニークな街であり続けよう)」をスローガンに掲げているのです。その通り、オースティンといえば真っ先に「ユニーク」という言葉が思い浮かびます。
ここはアメリカ屈指の保守的な州の州都ですが、一方でカラフルな建築物や壁画があり、デジタル産業への親和性が高く、新しい思想を取り入れて未来を目指す街、という一面もあるのです。
オースティンは魅力にあふれた場所で、デジタル・テクノロジーの大企業を有しながらも、スタートアップに目を向け、中小企業にも活躍の場を与えるなど、とても住みやすい環境を提供しています。
特に、私のようなエンジニアにとっては、チャンスに恵まれた場所です。
この街で最初に訪れるべきスポットといえば、テキサス州会議事堂でしょう。ワシントンDCに次ぐ、全米最大規模の州会議事堂です。
公園の緑に囲まれ、ピンク色の花崗岩で作られたこの巨大な建物は、ひと目で人々の心を魅了します。
建物の内部は大部分をドームで占められていますが、それと完璧に調和する絵画や彫像が飾られ、テキサスの歴史が再現されています。
一方、外には歴代のテキサス州知事を称える銅像が建物を囲むようにして並べられています。自然の景観も多く残されているので、公園の緑の中、たくさんの人たちが静寂に包まれてのんびりとくつろいだり、読書をしたりしています。
金属探知機を通り抜けてセキュリティーチェックを受けさえすれば、州会議事堂へは無料で入館できます。ガイドツアーに参加してもいいですし、個人で建物内を探索してみるのもいいですね。
名の知れた州会議事堂とテキサス大学オースティン校の所在地として知られるオースティンですが、多様性に富んだ音楽シーンを擁する街としても有名です。この街と音楽との関係の深さは、空港に到着するとすぐに垣間見ることができます。手荷物受取所のベルトコンベヤーの間に、ユニークでカラフルなギターが並べられていているのです。市街地を歩いていても、街角や公園、広場などにデザインにこだわった様々なギターが設置されているのを目にします。
日が暮れるとクラブに灯りがともり、街の内外からやってきたシンガーやミュージシャンたちのライブが始まります。オースティンで経験することができる本場の体験といえば、なんといってもブルース、ロックからカントリーミュージックまで、様々なジャンルの音楽イベントでしょう。ライブに行くのが今から待ち遠しいです。
他に気づいた点は、オースティンには公園と湖がたくさんあり、この街に暮らす人たちはアウトドアが大好きなようだ、ということ。
気候が素晴らしいので、屋外での時間を楽しみたくなるんでしょうね。街中のあちこちに家族や友達と訪れるのにぴったりの遊び場やピクニックエリアが用意されていているし、緑地では凧を揚げたり、フリスビーを楽しんだり、愛犬と戯れたりする人が大勢います。
この街では、犬を飼っている人が至るところにいるようです。多分、オタワにもいたんでしょうけど、気温が低いので犬を外で散歩させる機会が少なかったのかも知れませんね。
それから、オースティンはグルメの街でもあるようです。各国料理のレストランや食堂も多く、本格的な本場の味を楽しむことができます。オーガニック食品を取り扱うスーパーも多いし、地元のファーマーズ・マーケットもいくつか開催されているので、選択肢も豊富にあるようで嬉しいです。
総じて、自然と音楽と豊かな食が組み合わさったオースティンは私にとってとても健康的な環境だと言えます。この街についてもっと学んで、近いうちに皆さんにご報告したいと思います。
私のオースティン探索はまだ始まったところですからね!