• 2022.10.07
  • 偏見?事実?テキサスのシンボル
先日イタリアに一時帰国し、友人や家族を訪ねてきました。みんな私のテキサス州オースティンでの生活に興味津々で、現在のアメリカでの暮らしやテキサス人のメンタリティ、生活コストやバイデン政権について山ほど質問を受けました。
私見やこの街に関して新たに得た知識を披露する前に、私がテキサスに引っ越すと聞いてまず何が思い浮かんだかをみんなに聞いてみたところ、こんな答えが返ってきました。
・牛
・馬
・カウボーイ
・カウボーイハット
・アルマジロ
・ジョージ・W・ブッシュ
・ガラガラヘビ
・銃
なんとも面白い答えが返ってきましたが、ある意味的を射ているとも思います。どれもテキサスのシンボルともいえる存在ですからね。
当然ながらテキサスやオースティンには他にもたくさんの魅力があるので、友人にはこの一風変わった街(テキサス基準で見ればですが)オースティンには木々が生い茂る公園がたくさんあること、進歩的な人々や外国人が数多く暮らすことなどをたっぷり話しました。

では、テキサスの「シンボル」を順番に見ていきましょう。


テキサスには「ロングホーン」という品種の牛が生息しています。なぜこの名前になったかは、実物を目にすればすぐにお解りいただけるでしょう。初めてロングホーンを見た時、私は自分の目を疑いました。この牛には上にカーブしながら外側に向けて伸びる長い角が生えているんです。
ロングホーンはかつてはアメリカで最も多く飼育されていた品種ですが、管理しやすく飼いやすい牛が家畜として使われるようになったため、現在テキサス以外ではほとんど見かけなくなりました。
テキサスで開催されるキャトル・フェアや州外で行われるウエスタン・パレードには、中型で見栄えのする、独特の外見を持つロングホーンが今でもたくさん登場します。

馬、カウボーイ、カウボーイハット
テキサスではカウボーイハットを被っている人がそこらじゅうにいて、お手製のウエスタン・ブーツを販売する店のネオンサインが街に溢れていると思っている人がたくさんいます。
それに関連して、ビンテージ・カー、カントリーミュージック、そして西部劇に登場するようなバーをイメージする人も多いのではないでしょうか。
私も以前はテキサスといえばこうしたものを思い浮かべていましたし、田舎街の他にもオースティンやサン・アントニオ、ダラスには実際に、こうした典型的なテキサスの雰囲気を残すエリアもあります。
こうした場所は大きな街の歴史的地区やあちこちの小さな街で見かけますが、訪れるとまるでタイムスリップしたような気分になります。カウボーイやかつての生活に関する展示を行う小さな博物館もあります。
本格的な「カントリー体験」を楽しみたいなら、テキサスの牧場を訪れてください。牛を飼い、馬に乗って移動する昔ながらの生活が今も残っています。テクノロジーなんか忘れてカウボーイのような1日を過ごすことができますよ。1日といわずもっと長く過ごすのもいいかも知れません。
馬を育て、牛を飼って暮らす人々が、様々なスキルを学べるツアーやホームステイ体験を提供しています。

アルマジロ
アルマジロはとても風変わりで独特の外見を持つ動物です。私はまだ生きたアルマジロを見たことはないのですが、テキサス全土に生息しているようです。

ジョージ・W・ブッシュ
ジョージ・H・W・ブッシュは第41代、ジョージ・W・ブッシュは第43代アメリカ大統領を務めました。ブッシュ家は彼ら以外にも政治家を排出していて、みんなテキサス州から当選しています。
テキサスの人たちにとって、ブッシュ家は王家のような存在です。

ガラガラヘビ
どうやら、テキサスには10種類を超える危険な蛇が生息しているらしいのです。
とはいえ、応急処置の進歩や改善に加えて人々の蛇に対する危機意識が高まったこともあり、蛇にかまれて死亡に至るケースは非常にまれだそうです。


このトピックについてはいろいろと思うところがあるので、また別の記事で取り上げたいと思います!

特派員

  • パトリック・ サッコ
  • 年齢酉年(とり)
  • 性別
  • 職業エリオット・コンサルティング社エンジニア

こんにちは! 私はパトリックと言います。イタリアからスコットランドへ移住し、2022年4月にアメリカのテキサス州オースティンに引っ越してきました。
仕事は土木技師、趣味は詩を書くことです。時間のあるときはドライブをして新しい場所を発見するのが好きです。
アウトドアが大好きで、キャンプやハイキングにもよく行きます。
この新たな土地でたくさんの友達をつくって、みなさんにもこの街のことを知ってもらえればと思います。

パトリック・ サッコの記事一覧を見る

最新記事

おすすめ記事

リポーター

最新記事

おすすめ記事

PAGE TOP