- 2016.05.02
- 桜祭りinドルトムント
ドイツでは3月の最終日曜日の午前1時に一斉にサマータイムに変わります。そこからは、それまで夕方5〜6時頃の夕暮れが、どんどん日照時間が長くなり、一気に夜8時頃まで明るくなります。
太陽が優しく微笑みかけ、草花が一斉に咲き始めると、陽気な春の訪れを感じ心が晴れ晴れしてきます。
デュッセルドルフから車で1時間(約70km)ほど離れたドルトムントにある「ボタニックガーデン ロムベルグパーク(Rombergpark)」で、2016年4月10日「第一回桜祭り(Kirschblütenfest)」が開催されました。昨年200本の桜を植樹したこのガーデンには全部で280本の桜の木があり、今後NRW(ノルトライン=ヴェストファーレン州)で有数の桜の名所となることでしょう。
桜は一気に美しい花を咲かせ、一週間で美しい花びらのまま散ってしまいます。
その潔さは昔の侍の生き様を想像させ、菊と並んで、桜は日本の国花と言われるほど愛されています。「桜の国」日本よりこの桜祭りに華を添えるため、私たちは独日文化交流の機会をいただきました。当日は、デュッセルドルフより太鼓キッズ、いけばな、着物ショーが招かれ、他にも書道、折り紙を紹介と、日本の文化づくしでした。
遊歩道には売店もあり、暖かい日差しの中、散歩をしながら桜祭りを楽しむ大勢の現地の方々で賑わいました。
改めて、異国の地で「日本人」として重宝していただけることを認識し、独日の交流を深めながら、心の豊かさと平和を広める文化活動をしていきたいと思いました。