寒い気候のドイツはりんごの種類も豊富で2000種もあるそうです。春には桜のような美しい白い花を咲かせ、尚かつ秋に収穫ができるりんごの木は重宝され、至る所に植えられています。
そのまま小腹が空いた時のおやつとして、ヨーグルトやライベクーヘン(じゃがいものパンケーキ)の付け合わせのアップルムースとして、またアップルケーキや赤キャベツのりんご煮などの料理・サラダなど、とても多く食されます。
りんごに含まれる食物繊維のペクチンは、コレステロール値の上昇を抑え、動脈硬化の予防、腸内環境を整えます。カリウムは余分なナトリウムも排出するため、高血圧の改善に期待されます。また抗酸化作用もあるりんごは健康維持にかかせない果物であり、ドイツ人の一人あたり年間消費量は約25kgもあるそうです。
Fuji ふじ
どのお店にもあるわけではありませんが、日本の「ふじ」は甘くてみずみずしく私の一番のお気に入りです。
Elster エルスター
甘酸っぱいりんごで、ドイツでは一番人気があります。そのままでも美味しいですが、クリスマスにガチョウなどを焼くときにマヨランとりんごを中に詰めて味付けするとお肉がジューシーになります。
Jonagold ジョナゴールド
アメリカ生まれの大きめなりんごです。柔らかい果肉と甘さが強いのが特徴です。
Braeburn ブレーボーン
ニュージーランド生まれ。果肉は固めで、酸っぱすぎないので一押しの美味しいりんごです。
Gala ガラ
小ぶりの甘いりんごで、子供達のおやつとして人気があります。
Rubinette ルビネッテ
スイス生まれの小さめりんご。果肉は固めで、みずみずしく香りが高いのが特徴。
農家で絞ったりんごジュースは自然で美味しく、とても安全です。
りんごジュースを炭酸水で割った「アップルショーレApfelschorle」は子供も大人も大好きな飲み物です。
こちらのアップルチップスはnicht geschwefelt(硫化されてない)と書いてあり、小さい子供にも安心して与えられるドライフルーツです。
農薬規定が厳しいドイツで収穫されたりんごは、健康思考のドイツ人にとって最も安心した食べ物だということを実感しました。
ワックスのついていない自然なりんごを丸かじりできる冬をエンジョイしたいと思います。