そのアンギャン=レ=バン市では、2年に一度デジタルアートの国際展覧会「バン・ニュメリック(直訳で“デジタル温泉”)」が開催されます。コンサートやライブパフォーマンス、デジタル技術の展示などを通して、その地域のクリエイティビティーや社会性にスポットライトを当てています。
こちらの展覧会の主催者は、同市が運営するデジタルアートセンター(CDA)で、ナレッジキャピタルとは、2015年9月に基本協定を締結して以来、交流と連携を深めて来ました。
アンギャン湖畔に位置するカジノ
デジタルアートセンターの外観
また、同時期にパリで開催された博覧会国際事務局(BIE)総会に、万博誘致活動の一環で出席されていた松井大阪府知事も、ナレッジキャピタルの展示会場に来訪されました。
現地スタートアップ支援組織の新施設内への入居、ならびに製品提供の依頼を受け契約を交わした例や、地元の学校からシステムの導入依頼、現地企業のノベルティ制作における商談の引き合いなど、今回の出展をきっかけに今後に向けた可能性を広げられています。
さらに、同展覧会中に開催された国際コンペティションには、ナレッジキャピタル総合プロデューサーの野村卓也が前回開催につづき審査員として招待を受け、ビジュアルアートやパフォーミングアートの審査に携わりました。その結果、グランプリには、ビジュアルアート部門はUrbrain, Erik Lorre(フランス)の「Image Latente」が、パフォーミングアート部門はMarco Donnarumma(イタリア)の「Corpus Nil」が選出されました。