• 2018.11.22
  • 韓国国立機関と提携!アジア最大の複合文化施設「国立アジア文化殿堂」に行ってきました!
10月16日(火)、ナレッジキャピタルは、韓国の文化機関「アジア文化院(ACI)」とMOU(相互連携に関する覚書)を締結しました。

今回の締結で、ナレッジキャピタルの海外連携機関数は、7カ国14団体となりました!

ACIは、アジア地域を代表する現代美術の祭典「光州ビエンナーレ」が2年に1度開催されるなど、芸術の街として知られる光州広域市にあるアジア最大の複合文化施設「国立アジア文化殿堂(ACC)※」の運営を担う組織です。

今回は、そのACCを訪れましたのでレポートします!

ACCは、床面積16万平方メートルの広大な施設。驚いたのは、市内の限られた「緑」を守るため、ほとんどの建物が地下に作られているということ。




地下に広がる空間には、ここで働くスタッフの方も道に迷うというほど、多様な施設が混在します。

内部には、アジア文化資源の研究・収集を行うライブラリーミュージアムや、韓国最大の子供向け文化施設、技術と芸術を融合したメディアアート作品などを創・制作できるスタジオや、最大3000名収容できる劇場などもあります。



書物保管のため、温度、湿度、光が管理される収蔵庫


壁面を開放することもでき、屋外と一体利用が可能な劇場


色鮮やかな子供向け体験学習施設の遊具


今回視察した中でも、私が特に気になったのは、いたるところに「憩える場所」があるということ。ライブラリーの中に竹の庭園や、フードフェスや音楽イベントが開催される広い芝生公園があります。

とっても敷地の広いACCですが、アクセスは抜群で、地下鉄の駅に直結していますし、周辺道路に面する入口は複数あり、無料ゾーンも多く、誰でも気軽に立ち寄れるつくりとなっています。
散歩がてら足を運べば、あそび、癒されながら、文化を学べる。この施設の近くにお住まいの方が羨ましくなってしまいました。

このACCの運営を行うACIは、韓国国内外の交流を通じて収集された文化資源を活用し、公演や展示を行い、子供向けコンテンツなどを生み出すとともに、世界の芸術家に研究と創作のスペースを提供し、様々な文化コンテンツを創るという活動も行っています。

ナレッジキャピタルでは、このACIとの相互連携を機に、ナレッジキャピタル参画者が持つ先端技術や創造性と、ACIが研究・開発する芸術分野や先端技術の融合による共創を目指します。
例えば、双方が開催するイベントへの相互出展や、研究者や美術家などが参加するACIのレジデンスプログラムにナレッジキャピタル参画者が参加するなどの人的交流を行っていく予定です。

光州へ行かれる際はぜひACCに足を運んでみてください!


※国立アジア文化殿堂(ACC)とは
韓国光州広域市に設立された韓国国立の国際的な芸術・文化交流機関。アジア文化に関する交流・教育研究などを通じて、アジア各国と共に成長することを目的とし、アジアをはじめ、世界の参加者が研究・創作・制作の段階における境界を超え、自由に調和し、考えを分け合う統合的なプラットフォームとしての役割を果たすことを目指している。

国立アジア文化殿堂(ACC)公式日本語サイト
https://www.acc.go.kr/jp

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