美食の街「韓国・光州(クァンジュ)」で、未来の食について考える|ナレッジキャピタルスタッフ|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

  • 2019.07.23
  • 美食の街「韓国・光州(クァンジュ)」で、未来の食について考える
未来の食について考えたことがありますか?
今回、食をテーマに据えた国際的なイベントに参加し、これからの食について考えるきっかけとなりましたので、ご紹介します。

そのイベントとは、韓国南西部の都市「光州(クァンジュ)」で開催された、国際未来技術フォーラム「ACT(Arts & Creative Technology)フェスティバル2019」。今年のフェスティバルテーマは「FoodHack」で、「現在と未来の新しい食」に関連するさまざまな展示やパフォーマンスが行われました。

今回、ナレッジキャピタルは、連携機関である韓国の準政府機関「アジア文化院」の招待により、先端技術ブース出展者2組を推薦し、展示が実現しました。この2組は、多数ある展示の中でも特に好評を博していました。


展示会場

一つ目の展示は、エアフローティングメディア委員会の「Future food experiences using augmented reality -Under the Sea-」という作品。AR(拡張現実)の技術で、海の中での食事シーンが再現されています。実際のコップやお皿の上に、クラゲやクリオネが、プカプカ浮いていて、とってもきれいでかわいい食卓! この作品には、エア・フローティング・メディアという空中に映像が浮遊する新しい「表現メディア」が利用されていて、ゴーグルなどのデバイスを介さずに裸眼で見ることができます。


「Future food experiences using augmented reality -Under the Sea-」

作品クリエイターの大阪芸術大学 客員教授の十二紀行さんは、「未来の食」を、“生きるための食”ではなく、“楽しむための食”として表現したいと考えられました。技術的には、食事のカロリーや塩分量等の情報を空中表示することは可能でしたが、それでは、ワクワクがなく寂しいと考えられ、自分が大好きなキャラクターやコンテンツを楽しめる食空間・体験を提案されたのです。こんな空間で、お食事を楽しめたら素敵ですよね!私も実際に体験しましたが、少しの間、人魚になれた気分でした。

二つ目の展示は、東京大学大学院情報理工学系研究科 廣瀬・葛岡・鳴海研究室の「Sonic Taste」。同研究室の鳴海 拓志さんとコロンビアのロスアンデス大学 助教フェリペ・レイノソ・カルバリョさんの研究プロジェクトが体験できる展示です。
その研究とは、「音」が、味覚体験に作用するというもの。今回は、音楽を聴きながらチョコレートを食べると、その音楽の特性に応じて味が変わるということを体験できるブースを出展しました。ある音楽を聴くだけで、低価格のチョコレートも、高級な味に感じることもできるそうです。これらの音楽は、甘みや苦みの感じ方にも作用するので、スイーツ好きの私としては、この研究が進めば、少しのお砂糖しか入っていないお菓子も、特定の音楽と聞くと十分甘く感じ、ダイエットもしやすいのではないかと感じました。


「Sonic Taste」体験ブース

テクノロジーの進化で、私たちの生活環境は日々めまぐるしく進化していますが、今回のフォーラムに参加して、沢山の展示を体験する中で、「食べ物の進化」はそこまで進んでいないかも?と考えるきっかけになりました。もちろん、食の選択肢は増え、いつでも気軽に何かを食べられる環境になりました。しかし、例えば、栄養の摂取がデジタル化したり、食べ物が一切必要ない体(ロボット?)になったりといったことはなく、劇的には変わっていないですよね。とはいえ、サプリや点滴だけで栄養を体に取り込む未来も魅力的ではないと感じます。

あなたは、将来、どんな「食」を体験したいですか?

「ACTフェスティバル2019」のトークプログラムなどの会期は2019年6月22日(日)~28日(日)ですでに終了しましたが、展示は、2019年8月4日(日)まで開催されています。韓国・光州の国立アジア文化殿堂で開催される展示に、ぜひ遊びに行ってみてください!

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