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  • 2022.08.23
  • 朝ごはん
芸術家や作家などいわゆる自由業といわれる方々や狩猟生活などを送る先住部族の人々を除いて多くの人たちの日常の食生活は概ねパターンが決まっているようです。環境が許す限り、朝昼晩一日三食、適量(腹八分目)を決まった時間に規則正しくとるのが理想とされていますよね。 この一日の食事の配分ですが、それぞれお国ごとに違いがあるようで例えば日本では、朝食はしっかり食べて、お昼ご飯は時間の制約などから軽めのワンコイン・ランチ、一日のメインは晩御飯、手の込んだ料理の夕餉を囲む、というのが一般的でしょうか。

一方スペインでは朝はパンとコーヒーで簡単にすませ、メインの昼食はワインなど飲み物、デザート付の3コースランチをおしゃべりしながらゆっくりと食べ、帰宅後の夕食はパンとチーズ、果物などで軽く済ませるというパターンが多いと思います。因みにスペイン料理の代表格であるパエージャは一日のメインである昼間に食べる重い料理とされ、家庭でもレストランでも夕食に出されることは滅多にありません。特別な夕食会でもないかぎりメインはランチという習慣ですし、同じレストランで同じメニューでありながらディナーの方が値段が高いなどということもほとんどありません。そしてスペイン人は一日5回食事を摂るなんて言われますが、朝と昼の間のお十時と、昼と晩の間の三時のおやつなど間食を含めた回数のことでこれは日本と大差ないでしょう。

さて、お題の朝ごはん、スペイン語ではdesayunoデサジューノ、こればかりは一年365日毎日同じパターンでも飽きの来ないのは洋の東西を問わずでしょうか。もちろんスペインでも地方色があり、個人によっても多少のバリエーションはありますが基本パンとコーヒーで、卵やベーコン、ソーセージやらパンケーキなどの加熱調理したものは使わない、いわゆるコンチネンタル・ブレックファストが主流です。


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写真1,はアンダルシアの港町に滞在中、ご近所のバーで毎朝頂く朝食です。ミルクコーヒー、チューロス(これで一人前)とオリーブ油とトマト・ペーストを塗ったトーストです。
写真2.こちらが正統派フランス・スタイルの朝ごはん クロワッサンとカフェオレだけです。(於マルセーユ)



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自宅での朝食も、オリーブ油を垂らしたトーストに生ハムを挟み、バナナとヨーグルト、ミルク・ティーのワンパターンを毎日続けています。でも旅行中、ホテルでのビュッフェ形式の朝食となると常日頃の習慣から抜け出し、卑しくも宿代の元を取ろうとあれもこれもと欲張って皿に盛るのは若干品性が疑われる行為かもしれません。写真3.はその証拠写真でこれは一回戦目でいつもの朝は食べない、オムレツ、チーズ、カリカリベーコン、キウイ、パイナップル、ブルーベリー、のヨーグルト和え、などがいかにも慎ましく盛られていますが、二回戦、三回戦で野菜やフルーツ、デニッシュ、デザートへと攻撃は続きます。

ところで日本でも旅館に泊まれば普段と違って朝ごはんはフルコースで、ご飯、みそ汁、納豆、卵焼き、焼き魚、湯豆腐、野菜の煮物、おひたしに香の物、焼き海苔とか佃煮の定番から、朝食が売りの宿に至っては朝っぱらからイクラやお造り、寿司に海鮮丼やら鰻のかば焼きまでご提供とほとんど倒錯のめくるめく食世界が出現するご様子、夜勤明けとか朝練する運動部員ならいざ知らず朝からこんなに食べてどうするの?でも一度は試してみたいですね。フランス語では朝ごはんのことをpetit déjeuner プティ・デジュネ 小さな昼ご飯と呼ぶそうですが、こんなに豪華な朝ごはんになると grand déjeuner グラン・デジュネ 大ご馳走の昼ご飯でしょう。

話は変わりますが酒のつまみになる物は大概朝ごはんのおかずになるようで、逆に和朝食のおかずを見ると酒が欲しくなるのは自然の摂理かも・・・望郷の念に駆られた呑兵衛の世迷い言でした。

特派員

  • 山田 進
  • 年齢寅( とら )
  • 性別男性
  • 職業スペイン語・日本語通訳

スペイン政府より滞在許可と労働許可を頂き、納税・社会保険料納付をはじめて早37年。そろそろシルバー人材センターへの登録も視野に入った今日この頃、長い間お世話になったこの国のことを皆様にご紹介できることを楽しみにしています。

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