まさかの嫌いな点?|三上 由里子|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

  • 2018.12.10
  • まさかの嫌いな点?
イタリアの好きな点と嫌いな点は何ですか?とイタリア人によく聞かれます。その会話の最中に時間がある時には、私は好き嫌いの点を答えるだけに済ませずに、大回りしながら好きな部分と嫌いな部分に迫って行くように話を持っていきます。

イタリアに住んで約20年。イタリアの歴史、文学、政治、習慣など色々掘り下げると、まだまだ勉強すべきことが沢山あります。

イタリアの良い所は、歴史的建造物や重要文化財が数多く保存されているので、イタリアの歴史を目で見て肌で感じる事が出来ます。ローマだったか、いつぞや街中のマクドナルドに入った時に、壁に歴史的なフレスコ画だかモザイクが施された鑑賞しがいのある場所だった事に驚きと新鮮を覚えました。

ダンテの神曲はイタリア文学の傑作であることはイタリア人のみならず世界中の大抵の人が知っています。イタリア語を形成した上に、キリスト教の世界観と密接な関係のある文学として、大変に重要視されていて日常会話においてもしばしば神曲の一部が引用されたりします。

私は政治に興味を持たずに育ったのですが、イタリアの政治は興味深いと言うよりかは、無視する事が出来ないと言ったほうが正しいでしょうか。勝ち負けを繰り返した長く激しい歴史の影響なのか、ドラマチックな映画を鑑賞するよりもハラハラさせられるような沸騰した政治討論がテレビ番組でも日常的に繰り広げられています。

イタリアと言うと自由な国のイメージがあります。ところが習慣に関しては意外に規則正しいことを意識させられます。例えば、食事時間帯の習慣。一定の時間帯を外してしまうと食べ損なう恐れがあるなんて、日本にいる時には無かった焦りがイタリアにはあります。それから 子供が親に「今日のプリモ(第一の皿)は何? それからセコンド(第二の皿)は?」と当然のように聞いている事にビックリさせられます。プリモは、パスタとか炭水化物系のお料理で、セコンドは、付け合わせの野菜を伴った肉料理又は魚料理です。共働きが殆どのイタリアの現代社会で、レストランのコースメニューのような食事が家庭でも!?

イタリアの歴史、文化、政治、習慣を表面的でありながらもそれなりに把握し、20年も住んだらイタリアの日常的な事柄を理解して、イタリアに溶け込みイタリア人風な日常生活を営んでいるはずです。ところが、この20年間の私のイタリア生活を邪魔し続け、これから先も改善の余地が見え無いので罵詈雑言を言う事が一つだけあります。

それは、プラグです。

プラグは何種類あって、どう言う仕組みになっているかと言う説明をする気力も失せるくらいプラグには嫌な思いをします。大きく分けると2種類で、Cタイプとドイツ式とか言うらしいのですが、いずれにせよ電化製品を買ってきた日に家ですんなりと商品を試せ果せた事が無く、形が合わないプラグとコンセントのプラグの穴のために家中にあるプラグを組み合わせたり、電気屋さんに戻ってアダプターを購入する羽目になり、加えて私の理解を超えた数のアダプターが電化製品と壁のコンセントの間にはまっていく事になります。


イタリアのプラグ、何とかして〜!!



特派員

  • 三上 由里子
  • 年齢戌(いぬ)
  • 性別女性
  • 職業音楽家

チェリスト。ミラノを本拠地に、ソロコンサートアンサンブルの編成で演奏活動の傍ら、演劇、画像、舞踊やライブ演奏を組み合わせたマルチスタイルの舞台プロデュース。

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