• 2023.09.26
  • ヘロン島はバードウォッチングのパラダイス!
クイーンズランド州にあるブリスベンに車や飛行機で行くたびに、新しい場所を訪れるのをとても楽しみにしています。
クイーンズランド州はオーストラリアで最も熱帯性気候が色濃い地域です。最近ではヘロン島を訪れてきました。魅力たっぷりでとても心を惹かれる場所なので、この選択に迷いはありませんでした。
サンゴ礁で有名なグレート・バリア・リーフにもほど近く、真っ白な砂浜とエメラルド色の澄み渡った海が広がり、植物が豊かに生い茂る島です。

この島まで辿り着くのもいたって簡単です。ブリスベン空港からグラッドストーン空港までは飛行機で50分ほど。そこからマリーナ行きの無料シャトルバスに乗ります。マリーナからは毎朝双胴船が出航しており、片道約1時間半でヘロン島に着きます。
ヘロン島はサンゴ環礁で、まるで青い太平洋に紛れ込んだ点のような島です。南回帰線上に浮かんでいて、海岸からはバリア・リーフがごく間近に見られます。
この島で唯一の宿泊施設がヘロン・アイランド・リゾートです。島の約3分の1を占めていて、生い茂る緑に囲まれたさまざまなタイプのヴィラが用意されています。この施設はシンプルな造りが特徴で、自然と完璧に溶け込んだ木造のヴィラにはテレビもWi-Fiもなく、電話も緊急の場合に備えてレセプションに1台あるのみ。動物たち、とくに鳥たちの活動の妨げにならぬよう、夜間の照明も薄暗くしてあります。
鳥たちなしにこの島の生活を語ることはできません。彼らはまさにこの場所の主(ぬし)なのですが、場合によっては厄介な存在ともなりかねません。この島は、季節により顔ぶれが変わるものすごい数の鳥たちの住み処なのです。渡り鳥や定住する種のほかに、9月から10月の間に繁殖のためにやってくる鳥たちもいます。
その結果、1本の木に何十もの巣が作られます。さらには、地上で丸太や地面にできた小さなほら穴に巣を張る鳥もいます。後者は朝早く巣を出てゆき、日中は海で食べるものを探し、夕暮れになると帰ってきます。夕方、薄暗い道を歩いてバンガローに戻るときは、小さな雛鳥を踏んだりしないためにも、懐中電灯を使うのが賢明です。
並木道の一部はグアノと呼ばれるフンの堆積物に覆われていて、これが大いなる不安の種となっています。木立の下を歩くときには、常にいつフンが上から落ちてくるかわからないという危険にさらされているのですから。
島の一部にはクイーンズランド大学の研究センターがあり、サメやウミガメ、マンタなどの海洋生物の研究を行っています。リゾートの滞在客は、限られた時間ではありますが、この興味深い研究センターを訪問することができます。
ヘロン島に行くことを選んだ人たちは、ほかの大自然の楽園にあるような際限のない贅沢な体験は忘れ、ジャグジーやサウナ付きのスイートルームも、観光地で行われているような深夜まで繰り広げられる音楽付きのエンターテイメントも忘れて、この地域に生息する動物相と完全に調和して自然と共存することを最優先に考えて行動する必要があります。こうしたタイプの休暇は自然と密接に触れ合える良い機会ではありますが、事前の備えや情報があるに越したことはないのです。
この島を訪れる旅行者の多くは、ダイビングやシュノーケリングのマニアや熱心なバードウォッチャーなどです。
バリア・リーフの一部であるヘロン島は、何千種類もの魚が生息している海水に恵まれ、スキューバダイビングには理想的な場所と言われています。信じられないほど美しい海を探検することもできるけれど、色鮮やかな多種多様なサンゴを見つけながら干潮のサンゴ礁をただ歩いてみるだけでも、特別で胸躍る体験になるでしょう。
目も眩むような白砂が広がるビーチは、島全体を覆う豊かな植物の鮮やかな緑色と素晴らしいコントラストを描いています。
自然と海を愛するすべての人におすすめしたい場所です。

写真下
ヘロン島の美しい海

特派員

  • アルベルト フェランド
  • 職業土木技師

みなさんこんにちは!私はイタリア出身ですが2012年からオーストラリアのシドニーで土木技師として働いています。
趣味は、海岸沿いの散歩、サーフィン、写真を撮ることです。
旅行が好きで、以前はブログを書いていたこともあります。
私はシドニーを拠点としており、アウトドア派でローカルイベントにも詳しいので、皆さんにシドニーの素晴らしさを知っていただければ光栄です。

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