• 2017.01.24
  • ウィンターホリデイ
今回は、少し過ぎたお話になってしまいますが、アメリカで過ごしたはじめてのウィンターホリデイについてシェアしたいと思います。

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こちらでは大体クリスマスから年明けまでお休みを取られる方が多く、ほとんどの方が帰省をされたり、家族と過ごします。私も、クリスマス前からインディアナに住む夫家族のもとへ帰省をしていました。
家へ入ると天井まで届くクリスマスツリーが輝き、広間はクリスマスデコレーションやプレゼントでいっぱいで、それだけで心があたたまり幸せな気持ちになります。

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ツリーの下にも沢山のプレゼントが!

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(※この沢山のプレゼント、アメリカでは日本のようにお店で丁寧にラッピングしてくれることはほとんど無いので全て自分たちで包みます。そのためクリスマスシーズンになると、お店では様々な種類のラッピングペーパーが並んでいます。沢山のプレゼントを自分たちで包むのは大変ですが、そうすることで中身の予想が全くつかなくなるので開ける瞬間がさらにワクワクしたものとなります!)

私は、“クリスマスの朝、目が覚めると枕元にサンタさんからのプレゼントが置いてある”というのが幼少期の毎年の恒例でしたが、こちらではそうではありません。家族によって異なっていますが、私たち家族の場合は、ツリーを出してからクリスマス当日まで、ツリーの下にどんどんプレゼントが置かれていきます。そしてクリスマスイヴの夜にひとつのプレゼントを開け、残りはクリスマス当日、朝から家族みんな集合して順番に一つづつ自分のプレゼントを開けていきます。全員が自分のプレゼントを全て開け終わるまで、なんと3時間以上もかかるんです!それほど、沢山のプレゼントがあります。

昔からクリスマスプレゼントは一つだった私にとって、それはもう信じられないほどのプレゼントの量でした。一つ目のプレゼントですでに満足してしまっていた私は、そのあとも続く自分へのプレゼントに「こんなにもらってもいいの!?」「えぇ、まだあるの!?」…という気持ちでいっぱいでした。あんなに沢山のプレゼントを貰ったのは、今までで初めてでした。

そして、毎回楽しみにしている父の作る手料理。クリスマスはやはりいつも以上に豪華でした。スウェーデン家系なので、スウェーデンの伝統的な料理をたくさん振舞ってくれました。リンゴンベリー(苔桃)ジャムをつけて食べるグレイビーソースのミートボール、牡蠣とコーンのキャセロール(これは伝統的料理というより、父のお手製)、スウェーディッシュソーセージ、スウェーディッシュライブレッド、スープなど。それからPickled herringという名のニシンの酢漬けも。これは臭いや味にクセがあるので、父以外あまり食べないのですが、試してみたところ私は好きでした。(エリカは何でも好きね!なんて言われてしまいましたが。笑)私が食べたものは、日本で食べるバッテラの味に近かったです。Kringleというスウェーデン菓子や、父とクリスマス前に手作りしたPepparkakorというスウェーデンのクリスマスクッキーもテーブルに並びました。

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クリスマスの翌々日には、「我が家に新しい伝統を増やそう」という父の提案で、まだ年は明けていませんでしたが日本のお正月の料理を作ることになりました。さすがにお節は材料が手に入りにくいので諦め、簡単にお雑煮と巻き寿司を作りました。(巻き寿司はお正月料理ではありませんが・・・)運よく祖母が日本から沢山の出汁やお餅を送ってくれていたので、それらをふんだんに使うことができました。家族皆、慣れないお箸を使って食べてくれ、そして美味しいと完食してくれたのでとっても嬉しかったです。はじめて食べる日本のお雑煮、気に入ってくれたようです。私もアメリカにいながら祖母のお雑煮を再現できたことが嬉しく、日本が懐かしくなったひとときでした。

その夜は家族皆でクリスマスライトを見に行きました。とても広い、普段は公園であるスペースを利用し開催されています。市の企業や団体がそれぞれのテーマで電飾をされていて、車で回りながら観賞します。

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(公式サイトで少しだけライトの動画が見れます。よろしければご覧になってみてくださいね! Fantasy of Lights→ http://www.fwfantasyoflights.com )

可愛いものやユニークなライトが沢山で、どのライトを見ても心が躍りました。

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(私はこのグリンチがお気に入りでした。)

11月のサンクスギヴィングから、12月に入ると皆クリスマスの準備で大忙しなので、一大イベントのクリスマスが終わると年末年始は自宅でのんびりと過ごされる方が多いのではないかと思います。または盛大にニューイヤーパーティーをされる方も多くいらっしゃるかと思いますが、私は家でゆっくりと過ごし、大晦日はニューヨークのカウントダウン生中継をテレビで見ていました。

外は、クリスマスが終わったものの、まだまだクリスマスデコレーションをされたままの家が多いです。そして私もまだまだクリスマス気分が抜けず、未だに余韻に浸ってしまっていますが、そろそろ気持ちを切り替えなくてはいけません。

また今年もここFindlayから、面白い情報や日常生活をお送りしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

2017年も皆さんにとって、穏やかで幸せな毎日となりますように。

特派員

  • アンダーソン 江里加
  • 年齢未(ひつじ)
  • 性別女性
  • 職業専業主婦

結婚を機に、2016年5月、アメリカに移住しました。
日本で教わった繊細で美味しいお菓子を広めるため、日々お菓子を作り研究している専業主婦です。

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