• 2017.07.31
  • アメリカのブライダルショップ
先日、日本から友人がこちらへ訪ねて来てくれました。彼女は日本でウエディングプランナーとして働いています。アメリカのブライダルショップを参考にしたいということで、近辺にある3件を見学してきました。ブライダルショップといっても、どのショップも気軽に、そして自由に見学することができました。まずは一件目がこちら。

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ドアを開けるとそこには、沢山の美しく華やかなウエディングドレスが並んでいました。美しいドレスは眺めているだけでも幸せな気持ちになります。ティファニーブルーの壁に白のドレスがよく映えています。色も形も素材も全て違っていて、どれも本当に素敵なドレスばかり。どのショップでも感心したのは、世の花嫁さんたちはよくもまぁこんなに沢山のドレスの中から一着に絞れるなぁ、と・・・。運命の一着にめぐり合うのはなかなか難しそうです。ウエディングドレスはもちろんのこと、ブライズメイドのドレスも豊富で、広々としたフィッテングルームも。

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ドレスの他にも、アクセサリー類や高く吊り下げられている華やかなベール、そしてウエディングシューズも揃っていました。

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ドレスには、丁寧に一着ずつそれぞれの着用イメージ写真が付けられていました。

つづいて二件目、こちらのショップも天井が高く、豪華なホテルのような雰囲気です。とは言え店員さんはとってもフレンドリーで、簡単なショップの紹介を受けた後、自由に見学させてくださいました。

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きらきらと輝くアクセサリー類に、サッシュベルトも沢山揃っていました。

そして最後に訪れたショップはドレスだけでなく、ギフトやデコレーショングッズ、式で当日使用する小物など、このショップへ行けばウエディングで必要なものは全て揃うほどの大規模なショップでした。前者の二件に比べるとカジュアルな雰囲気で、ドレスもウエディングドレスだけでなくフォーマルドレスやパーティードレス、そしてブライズメイドドレスやフラワーガールのドレスなども豊富でした。

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アメリカのウエディングではブライズメイド(花嫁の付添人)やグルームズマン(花婿の付添人)らが式当日のサポートをするのが一般的なので、それらに関連するグッズも沢山あります。

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そして個人的に面白いなと思ったのはこれらのグッズ。

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左写真のカラフルな可愛いサイコロは、バチェロレッテパーティー(花嫁が結婚前に独身最後を楽しむために行われる女性だけのパーティー)でするゲームのためのものです。4つのサイコロを振り、“誰が・○○をする・もしくは○○をする”などと書いてある指示に従っていくゲームなのですが、書いてあることがとにかくクレイジーなのです・・苦笑)特に、文の2番目にくるであろうサイコロに書いてあるのは“ビールを飲む”“ウォッカのショットを飲む”など6面のうち5面が全て“お酒を飲む”という指示なのです。パッケージに書いてあるその名の通り、“お酒を飲む”ためのサイコロです。

右の写真のBrideとGroomとかかれたペアのショットグラスは、こちらもその名の通り花嫁と花婿がショットを飲むためのグラスです。以前、初めてアメリカで友人の結婚式に参加したときに驚いたことのうちのひとつがこの盛り上げ方でした。式がスタートする直前に、花嫁と花婿、そしてブライズメイドとグルームズマンらが乾杯と共にショットグラスでテキーラを飲み干していたのです!!顔が赤くなってしまったりフラフラになってしまう方なんて一人もいらっしゃらず、凄い・・とただただ感心してしまったものです。

そして、最後にこちらも日本では見かけないものだと思います。

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花嫁が太ももに着けるためのガーターリングです。花嫁が未婚女性へ向かってブーケを投げることは日本でも一般的かと思いますが、アメリカではこの男性版にあたる「ガータートス」という儀式があります。花婿が花嫁の着けているこのガーターリングをドレスに潜り込んで取り、未婚男性へ向かって投げるのです。ブーケトスと同じく、こちらも受け取った人は次に結婚ができる、という言い伝えがあるようです。

日本だとドレスショップやブライダルサロンはなかなか気軽に入りにくい雰囲気がありますし、そもそも式を控えていないと行く機会もあまり無いと思います。ですが、もし今後アメリカへ来られるご予定がある方は、ブライダルショップへ足を運んでみるのもひとつの楽しみ方かもしれません。予約なしで気軽に、そして自由に見学することができます。結婚する予定が無くとも、いずれ訪れるかもしれないその日のために一目惚れした小物を買っておくとか、新郎新婦へのプレゼント選びにも最適かと思います。または何かインスピレーションやアイデアを掴むことができるかもしれません。

美しいもの、可愛いものを眺めていると、それだけで癒されます。癒された上に・・・心がときめいた一日でした。


特派員

  • アンダーソン 江里加
  • 年齢未(ひつじ)
  • 性別女性
  • 職業専業主婦

結婚を機に、2016年5月、アメリカに移住しました。
日本で教わった繊細で美味しいお菓子を広めるため、日々お菓子を作り研究している専業主婦です。

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