• 2015.11.27
  • ベオグラードからこんにちは
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皆さんこんにちは!私はセルビア在住のサニャです。この4年ほど日本に住んでいましたが、つい先月、故郷のセルビアに帰って来ました。このブログでは、皆さんに私の国セルビアをご紹介しながら、まだあまり知られていないけれど奥深い魅力がいっぱいの街、ベオグラードにまつわる興味深い話題をお届けしたいと思っています。




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セルビア共和国の首都ベオグラードは、バルカン半島で3番目に大きな街。ベオグラードは美しいドナウ川沿いにあります。この街の名を直訳すると「白い都市」。これはベオグラード要塞の白い石壁にちなんで付けられた名前です。紀元前3世紀に防衛目的で建てられた要塞は、今では街の歴史を伝えるユニークな博物館になっていて、週末になればベオグラードっ子たちが自然や街の美しいパノラマを楽しみにやって来ます。


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アジアとヨーロッパが交わる場所に位置するベオグラードは、ヨーロッパ文化と東洋文化が交わるユニークな場所です。そこから生まれる独特の精神性が、建築やアート、料理、ファッション、市民の人柄に至るまで、ベオグラードの生活のあらゆる面に根付いています。


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世界一の美観を誇る都市とまでは言えませんが、確かなエネルギーを持つベオグラードは、訪れた人を魅了し、またここに来たいと思わせる街です。このエネルギーこそがベオグラード市民の持ち味なので、この街を楽しむ一番の方法は、いつ訪れても温かくもてなしてくれる地元の人々と触れ合うことです。べオグラードの人々は、どんなときでも全力で人生を楽しもうとします。日常の些細な出来事にも楽しみを見出し、毎日新たなときめきを感じて生きています。

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街の通りを散策するのもいいけれど、ちょっと休憩したくなった時は、どこにでも居心地が良くて趣のあるカフェが見つかるはずです。

もしもお腹が空いたら、地中海とトルコのユニークなフュージョン料理を楽しめる「カファナ」と呼ばれるセルビアの伝統的なレストランに行ってみて下さい。一日の締めくくりにはナイトクラブやバーに立ち寄って、「ラキア」に代表される、様々なフルーツを原料とするセルビアの伝統的なブランデーを試すのをお忘れなく。ラキアには実に多くのフレーバーがあるので迷いそうですがご心配にはおよびません。夜も更ける頃には、新しく友達になったベオグラードっ子が、どのラキアを選べばいいかあなたに教えてくれるはずです。


特派員

  • サニャ・ ボゲティッチ
  • 職業CSRコンサルタント

私は、セルビアの首都ベオグラードで生まれました。2012年に日本の兵庫県立大学院に奨学生として留学し、複雑系シミュレーション学の研究で修士課程を修了しました。大学院を卒業後、私は日本に留まって日本企業で働く経験を積むことにしました。日本と東南ヨーロッパのつながりをより強固にしたいという熱い思いを抱きつつ、2015年10月に故郷のベオグラードに帰りました。自由な時間には旅やキャンプをしたり、自然の中ですごすことが好きです。

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