• 2022.09.08
  • ムーガタ(タイ式焼肉)
あなたが家族と食べる定番料理はなんですか?
日本ならお寿司、鍋料理?
アメリカ・ヨーロッパならピザ、パスタ?

私の国、タイでは「ムーガタ」というタイ式焼肉が家族と食べる定番料理です。


ムーガタとは?

「ムーガタ」とはタイ式焼肉で鍋料理です。
タイでは60年ほど前から一般的に食べられるようになりました。東南アジアではシンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシアも豚肉の焼肉料理を「ムーガーター鍋」といいます。中国の人気料理ホットポット、韓国の焼肉から影響を受けたようです。
一説には、モンゴルの蒙古軍が戦時中に鉄でできた防護用兜(Mongol Ancient Military Hat)を使って肉を焼いて食べていたそうです。浅い帽子のような形の「ムーガタ鍋」は、元は蒙古軍の防衛用兜から時代を経て今の形になったとも言われています。
タイに伝わった当初はジンギスカン焼肉というメニュー名で、レストランでしか食べれない料理でした。

「ムーガタ」の「ムー」は豚肉、「ガタ」は浅い鍋という意味です。
ムーガタ鍋は盛り上がった中心部分で肉を焼き、周りの溝部分に水を入れ、焼いた肉汁が入り出汁スープとなって野菜などを煮て食べます。
ムーガタに使う一般的な食材は豚肉、鶏肉、牛肉、シーフード、葉物野菜、卵豆腐、タイソーセージなどで、火が通ったらナムチム(タレ)を付けて食べます。
ナムチムはお店でも家でも2種類以上のタイスキ用ソースが必ずあり、混ぜて好みの味のナムチムを作ります。お店には激辛のタイスキソースもあるので、辛いのが苦手な人には注意が必要です!
タイ人は豚肉好きが多いので、豚肉と野菜だけで食べる人もいます。
炭火で焼くムーガタがほとんどですが、最近は簡単に出来る電気式ムーガタ鍋も人気で、肉を焼くプレートと鍋が分かれていて、野菜をいっぱいいれて鍋として楽しむ人もいます。

「ムーガタ鍋」浅い帽子のような形

タイでは「ムーガタ」はとても人気のある料理です。
家でも簡単に作る事ができ、食材も安く購入出来るものばかりです。そのため、今夜はパーティーだよ!何食べる?となれば、最初に思いつくメニューは「ムーガタ」です!
タイ人は旅行中でも、実家への帰省、送別会、友人との会食の時もムーガタを食べます。

近年タイではムーガタ専門レストランが増えて、中でもビュッフェスタイルのレストランが人気です。どの店も30以上の品数があり、90分、120分食べ放題で料金も手頃な価格です。季節のフルーツやアイスクリームもあるので、大人から子供までゆっくり楽しむことが出来ます。安いから、美味しそうだからと欲張って取ったものの残してしまうと罰金の対象になるので注意してくださいね!

ムーガタ以外にも紹介したいタイ式鍋があります。
チムチュム鍋(ハーブ出汁のタイ風寄せ鍋)
タイスキ(タイ風すき焼き)
ジェオホン(タイ東北部の鍋料理)です。
どれも辛いスープが特徴なので、辛いのが苦手な方は気をつけてくださいね!

20年連続 人気メニュー上位にある「ムーガタ」は、いつかはタイの国民食になる!と言われるほどみんな大好き!は、言い過ぎかもですが(笑)
海外の方にも食べやすくオススメのタイ料理です!


景色を見ながら食べるムーガタは最高ですね。

特派員

  • チュリーポーン スックサバーイ
  • 年齢丑(うし)
  • 性別女性
  • 職業-

タイ/チェンマイ在住のエムと申します。
みなさんタイに行ったことはありますか?
この国のことをたくさんシェアしたいと思いますので、楽しんでいただければと思います。
よろしくお願いします!!

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