デリシャスなデリ!|クラウディア・ ディアス|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

  • 2019.03.07
  • デリシャスなデリ!
ニューヨークシティはサンドイッチ好きにとって全米一のメッカで、古くからデリ「発祥の地」でした。
手軽でおいしいランチにぴったりの場所として(ニューヨーカーはいつもせわしなく飛び回っているので)、デリカテッセンを超える存在は見当たりません。デリカテッセンやデリという呼び名はドイツ語に由来しています。質の高い調理済み食材、チーズ、加工肉、コールドカット(薄くスライスしたハムやチーズ類)を販売する小さなお店で、輸入物もよく扱っています。
でも、ここニューヨークシティではデリはそれ以上の存在です。販売店と座って食べられるレストランを兼ねているデリもあって、燻製肉、パン、ソーセージ、自家製メニューなど、とっておきの一品を見つけることができます。ニューヨークはアメリカの中でもずばぬけてグルメな街ですが、それは食文化との結びつきと共に、ユダヤ系移民を受け入れてきた歴史のおかげでもあります。
市内屈指の伝統的なデリを以下にご紹介します。

1. カッツ・デリカテッセン
ニューヨークで圧倒的な一番人気を誇る本格的デリで、市内で最も有名なレストランとしてガイドブックにも載っています。
特に長い歴史(創業から125年を超える今も大繁盛)と名物の極上サラミが有名です。ロウアー・イースト・サイドにおける移民の歴史のシンボルであり、ユダヤ古来の伝統メニューを守り抜いています(ロックスと呼ばれるスモークサーモンの一種がここの定番)。店内の壁にはこれまでに来店した人たちの写真が飾られています。ここのサンドイッチは質も価格も平均以上ですが、1人前の量と極上の具材を考えれば納得の価格です。
卵もクリームも使わず、チョコレートシロップと牛乳、炭酸水で作ったドリンク、エッグクリームも有名です。


ロックス・サンドイッチ


2. バーニー・グリーングラス 創業110年のお店なんてなかなかありませんが、ここは昨年この偉業を達成しました。おいしいメニューをエレガントな空間で提供する「実質本位のアプローチ」がうけ、スモークサーモンとクリームチーズを挟んだ最高のベーグルは広く知られています。お店はアッパー・ウエスト・サイドのアムステルダム・アベニューにあります。

3. カーネギー・デリ
1930年代頃からあるデリで、マンハッタンで調理済み食材を買うならここがベストだと思います。本格的な燻製や焼きたてメニューがそろっているだけでなく、アイコニックなカーネギー・ホールのすぐ向かいという最高の立地。だからこそ、ここのホットパストラミサンドイッチはこんなにも有名で、オーダーリストのナンバーワンに選ばれているのです。このお店ではなんと、ニューヨークスタイルチーズケーキも注文できて、これがとにかく絶品なのです!
ただ、人気があるレストランだけに座る場所を見つけるのは大変で、特にカーネギー・ホールのショーの前後はテーブル待ちの行列が外にできることを覚悟しなければいけません。

4. パストラミ・クイーン
パストラミ・クイーンという店名にふさわしいお店です!
店内はこぢんまりしていますが活気があり、いつでも出来たてのメイン料理が楽しめます。アッパー・イースト・サイドにあるこのお店はその良さをあまり知られていません。メニューは黒板に書かれていて好きなものを注文できます。一番のポイントは、狭い店内にもかかわらずいつでも席を確保できるので、椅子に座って落ち着いて食事を楽しめることです。アッパー・イースト・サイド、セントラルパーク、多くのミュージアム、シンボル的なショップ、観光地のすぐそばにあるので、大勢の利用客がテイクアウトして周辺で食べています。


パストラミ・クイーン


5. セカンド・アベニュー・デリ
最後に忘れてならないのがアッパー・イースト・サイドのセカンド・アベニュー・デリです。実はこのお店はファーストアベニューにあるので、ちょっとずれた店名になっていますが、これはこの数年で立地が変わったものの、もともとあった場所にちなんだ名前を使い続けているからです。メニューにはホットドッグ、オムレツ、サンドイッチ、牛肉のほか、マッツォボールスープ(未発酵のパンを使った団子汁)、ラトケス(ポテトパンケーキ)、マッツォブライパンケーキ(未発酵のパンを揚げて使ったパンケーキ)、チキンクラックリング(カリカリに焼いた鶏皮)といったユダヤの伝統的名物料理も用意されています。誇り高いユダヤ人のルーツが隅々に感じられるこのレストランは、装飾と壁に並んだ記念品のおかげで簡単に見つけることができます。

特派員

  • クラウディア・ ディアス
  • 年齢午(うま)
  • 性別
  • 職業ニューヨーク大学教授

私は、ニューヨーク大学でスペイン文学と演劇の教授をしていますが、もともとはカリフォルニア出身です。余暇には長い時間散歩をするのが好きです。ニューヨークでは常になにか新しいものをあちこちで見つけることができるので、それが本当に大好きです。この街のお気に入りの季節は秋です。秋にはセントラル・パークの紅葉が素晴らしく、私の大好きなハロウィーンもあるからです。
私のブログを通してみなさんにニューヨーク市と、私の住むブルックリンに興味を持っていただきたいと思います。また、ここに住む人間の目から見たビッグアップルについての新たな視点を紹介したいと思います。

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