前回のブログでは、魅力的な無料アクティビティを満載した複数のイベントを9月いっぱい実施するトータリー・テムズ・フェスティバルについて詳しくご紹介しましたが、こういう無料のイベントが常に開催されています。
しかも、多くのアトラクションは完全に無料で公開されていて、年中利用できるんです。
一部の素晴らしいコレクションの展示も、ロンドン自然史博物館やヴィクトリア・アンド・アルバート博物館など、世界的に有名な博物館への入場も完全に無料ですが、大英博物館は入り口で任意の寄付を募っています。
大英博物館
ロンドンは公園だらけで、中でも最も有名なのはハイドパークとケンジントンガーデンズですが、個人的に気に入っているのはリッチモンドパークとグリニッジパークです。リッチモンドパークではよくシカを見かけたり、森のような環境に迷い込むことができますし、グリニッジパークでは有名なグリニッジ子午線を見に行くことができますからね。
これ以外の外せないスポットとしては、不運に見舞われたダイアナ妃を称えて2004年に建設されたダイアナ・メモリアルがあり、ダイアナ妃の人生が噴水で表されています。
2つの方向に滝のように流れて旋回する水が低い場所へ流れ込む様子は、彼女の穏やかさ、人生、個性、そして子供に対する愛情を表現しようとしています。
ダイアナ妃
女王自ら開設に立ち会われたメモリアルで、現在は噴水の周りを自由に散策できるようなっています。
アクセスしやすい設計になっているのは、ダイアナ妃自身がとても社交的なプリンセスとみなされていたことを反映してのことです。
その他のお気に入りの場所を挙げるとすれば、サウスバンク地区です。
テムズ川の南岸に位置するサウスバンクセンターは世界的に名の知れた芸術センターで、さまざまなレストラン、カフェ、ショップ、マーケットが出店しているほか、音楽、ダンス、アートパフォーマンス、講義などの文化的イベントも幅広く実施しています。
また、1年を通していろんなフェスティバルも開催されています。
サウスバンクセンターは英国祭のために50年代に設立されましたが、その後、コンベンションセンターとして拡充され、屋内・屋外の芸術的なイベントやアクティビティの会場となっています。
ロンドンにある無料の博物館
もし、ビートルズのファンなら(または一般的に名曲が好きなら)、アビイ・ロードの横断歩道は見逃せません。この場所が世界的な人気を誇っているのは、ビートルズの同名のアルバムのジャケットに使用されたからです。
1969年、ビートルズは新しいアルバムを収録するためにアビイ・ロード・スタジオにやって来て、この横断歩道をジャケット写真に選んだため、この横断歩道はイギリス音楽の象徴となりました。
文化に興味がある人にご紹介したい、お気に入りの場所は他にもあって、Sherling High-Level WalkwayとViewing Galleryでは、ロンドン・ナショナル・シアターの舞台裏を毎日無料で見学することができます。
劇場と舞台の作業場の上部に設置された通路から、上演前のショーが創られていく様子を眺めることができるんです。ロンドンでは常にブロードウェイレベルの素晴らしいショーが上演されているので、私のような演劇ファンなら舞台裏の様子に大興奮するはずです。
レゲエやヒップホップ、ワールドミュージックなど、ダンスミュージックにハマっている人には、ブリクストンにあるフーテナニーがおすすめです。
メキシコ料理とジャマイカ料理を提供するライブスポットなのですが、音楽は常にすべて無料で披露されます。
それよりも、動物と触れ合う方がいいという人には、ブタ、ヒツジ、ウサギ、アヒル、その他のいろんな家畜が飼育されているヴォクソール・シティ・ファームがあります。
ここには3頭のアルパカもいて、都会の日常を忘れるにはもってこいの場所のひとつですよ。
ヴォクソール・シティ・ファーム