• 2021.07.30
  • ピクニックとデリバリーハンパー―ロンドンの新トレンド
ロンドンは面積の約半分を緑地と木々(なかには樹齢百年の木も)が占めており、世界最大のみどりを誇る都市です。
市内には、友だちとピクニックやバーベキューを楽しめる公園や庭園がとてもたくさんあり、特に新型コロナウイルスの感染が拡大した後は、野外でお祝いをしたり集まったりするのが流行し始め、その人気は高まる一方です。
市内の公園や郊外の原っぱで、あるいは友人たちと自宅のベランダで、人混みを避けて屋外でピクニックを楽しみたい人々にとって、デリバリーサービスはとても貴重な役立つサービスとなっています。
最近のデリバリーは、料理だけでなく、ドリンクやカクテル、カトラリーからお皿にいたるまで、野外での食事に必要なものをすべて配達してくれます。
多くの大手オンライン・フードデリバリーサービスのプラットフォームなら、どこへでも配達してくれるようになってきていますし、国内のレストランでは、「ハッピーアワー」(レストランやパブなどでアルコール飲料が割引価格で提供されるサービスタイム)に特化したハッピーアワーボックスや、ハンパー(食品を詰めたバスケット)、日本のお弁当のような持ち運び便利な調理済み食品などを提供するお店がますます増えていて、たとえば自宅近くの裏庭や公園などで、お酒も楽しめるようになってきています。
「ハッピーアワー」ボックスは、ハッピーアワーの気分は楽しみたいけれど外出して人混みに紛れる気にはまだなれない…という人たちにお勧めです。
私自身は自宅から、枝編み細工のマイハンパーに食べ物をたくさん詰め込んで出かけるのが好きですが、食料品詰め合わせのハンパーは名案だと思います。ロンドンには、忙しすぎてハンパーの準備までできない人がたくさんいますし、また、友だちと約束している公園から家が遠くて持っていく途中で食べ物が腐ってしまいそうと思っている人も多いでしょうから。

ピクニックならいつもよく行っているので、「あなたもピクニックに行ってみたら?」と友人に声をかけてみました。というのも、親戚や友だちを新型コロナウイルスで失った友人が数人いて、多くの友人はこのウイルスによる影響から受けた「傷跡」が癒えず、たとえワクチンを接種したとしても安心してパブに出かけたりできないようなのです。
ともかく、先ほどご紹介したデリバリーは、公園へピクニックに行く際に、準備万端に詰め合わせたハンパーを入手できるという点でも便利なサービスです。それに、イギリスの夏はほかの季節に比べて雨があまり降らず、アウトドアを楽しむのにとてもよい時季なんです。
カクテルバーでは、とても有名なドリンクやカクテルの一部を使い捨てのコップや容器で提供しているところもあり、その場で自分で混ぜてドリンクを作ることもできます。
たいていのお店はアプリを使ってメニューを選べますし、前菜も一緒につけてもらうことができます。
公園でバーテンダーさながらの気分でカクテルを作りたい人のために保冷材でボトルを冷やしたハッピーアワー・キットを提供しているお店もありますし、ノンアルコールが好きな人向けにソフトドリンクや前菜のメニューを用意しているお店もあります。
とても名高いクラフトビールを自家製の料理と一緒に配達してくれる醸造所もいくつかあります。
ロンドン市内の最も美しい公園のなかで、野外でお祝いをするならハイドパークやリッチモンドパークがお勧めです。リッチモンドパークはロンドン最南端に位置し、何百頭というシカやキツネ、コウモリ(日没時や夜間)、鳥たちに出会えます。自然とのふれあいを取り戻し、一日を楽しむのに申し分ないスポットです。
また、観光客があまり来なくてロンドン市民にとても人気のあるブロックウェル・パークも、とても楽しめる公園です。
ピクニック用テーブルが設置された緑地がたくさんあって、公園のすぐ外ではマーケットが開かれ、熱々のソーセージロールやサラダを作っているお店やイギリスのチーズを種類豊富にそろえたお店が並んでいます。
私はロンドン・フィールズにもよく行きます。これといって何もない普通の公園ですが、晴天の日に行くと本当に素敵なんです!リージェント運河にほど近いこの公園は、近くにフードマーケットあり、安いビールあり、日没までライブ演奏ありと、友人とピクニックにするは最適の場所です。


筆者愛用のマイハンパー

特派員

  • ジャンフランコ・ ベロッリ
  • 年齢子(ねずみ)
  • 性別
  • 職業ブロガー/ミュージシャン

私がロンドンに引っ越してきたのは2年以上も前ですが、ロンドンの外国人居住者向けのニュースレターで、この大都市での体験や新しく引っ越してきた外国人向けのアドバイスを紹介するようになったのは昨年からです。ロンドンはとてもダイナミックな街で、だれもが楽しめるものがたくさんありますが、迷うことなく満喫するためには地元の人の目線を参考にすることが大切です。みなさんにロンドンの隠れた魅力をお伝えするガイドになりたいと思っています。

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