暑い夏も過ぎ去り、だんだんと日が短くなってきました。秋の気配を感じるこの頃ですが、ここミシガン州ではあっという間に冬になってしまう
と地元の人たちに言われたので、出来るだけ短い秋を楽しみたいと思います。幸運にも、ノバイは豊かな自然に恵まれているので、秋を楽しむことができそうです。住宅街は緑に囲まれ、ゆっくり散歩しながら自然を楽しめる大きな公園もたくさんあります。ここ数週間で木々はきれいに色づき始めました。(ミシガン州の紅葉は、私の地元アムステルダムよりも色彩豊かで明るく感じます。文字通り、毎日を明るくしてくれるかのようです。)特に、ケンジントン・メトロパークは私のお気に入りとなりました。広大な敷地の真ん中には大きな池があり、野生動物をたくさん見ることができます。散歩をしていると、必ずと言っていいほど、リスやシマリス、小鳥などを目にします。また、鹿などの動物に遭遇することもあるかもしれません。
アンダーソン江里加さんの記事にもありましたが、パンプキンスパイス味の商品があちこちに並び、ここミシガン州でもそれは同様で、夏が過ぎ去ったことを物語っています。こちらの人たちは、夏が終わるのを特に気にしていないようです。(アムステルダムでは、人々は夏が終わるのを惜しんでいます)お店や住宅の外観はハロウィンのパンプキン、カカシやトウモロコシで装飾されています。オランダにはハロウィンの習慣はないので、私自身ハロウィンを祝ったことはありませんが、飾り付けや旬の食材は温かく心地よい雰囲気があり、アメリカ人がなぜこんなにこだわるのか分かる気がします。ある意味、日本も四季の変化がはっきりしていて、旬の食材が好まれるようなので、ちょっと似ているかもしれません。
ローカルの習慣で発見して嬉しかったのは、「リンゴジュースを作る工場にドーナツを買いに行く」ことでした。(ミシガン州の気候は比較的寒く、リンゴが育つのに適していて、州内では収穫量が多い果物の1つだそうです。)私が行った工場では、現地の新鮮なリンゴを使った他の商品と並んで、シナモンシュガーとバニラの2種類のドーナツが売っていました。他の町から来た人たちで賑わっており、商品を購入するために長い列ができていました。個人的には、私はドーナツはあまり好きではありませんが、この工場の新鮮なリンゴジュースで作られたドーナツは美味しいのです。また、アップルパイとジュースも買いましたがこちらもとても美味しかったです。太陽のもと木々や紅葉に囲まれ、アップルジュースとドーナツを楽しむというのは、秋ならではのローカルな習慣だと思います。
もう一つ、外で楽しめるのは、ノースヴィルという町のハロウィンの飾り付けを見ることです。家やお店に飾り付けを施す人はたくさんいますが、ノースヴィルのダウンタウンは骸骨の飾りが本格的で、それぞれの店舗がオリジナルの骸骨で飾り付けをしていて、ビジネスの宣伝になるようなものもあれば、単に遊び心満載なものもあります。どれも面白く飾っていて、全部で100以上あるので、遠くからでもわざわざ見に来る価値はあります。また、骸骨と一緒に面白い写真を撮るコンテストも開催されていて、地元の人々や来訪者たちが気軽に楽しめるのがいいと思いました。あなたはどの骸骨が面白いと思いますか?