• 2024.12.04
  • 観光地巡り
現在、一時帰国中で先日海外から友人が来日しました。さぁどこに案内したらいいんだろう。。。と頭を悩ませてしまうことに。私は大阪出身なのである程度の地理は当然分かるとしても、ネットで検索すると出てくるような観光地へわざわざ行くことなど、普段の生活ではほぼ皆無なので調べないと何があるのか分からない状態でした。
日本に長く住んでいるのに、もしくは住んでいるからなのでしょうが。いつでも行けると思う気持ちがあり有名な観光地へはあまり行ってなかったと改めて気付かされました。海外では限られた時間しか滞在できないと思うからこそ、行きたい場所を調べて、少しくらい遠くても行動を起こせてしまいます。
通天閣に行ったのは恐らく30年以上前、大阪城も、ライブを観に大阪城ホールから大阪城を眺めるのみです。オーストラリアにいた時に、現地の人が大阪=道頓堀。と思っている道頓堀付近のあのにぎやかな橋周辺にはできるだけ近寄りたくないといつも思っていたので、ほぼお店も知らない状態です。
そうはいっても、外国人はそのにぎやかな道頓堀付近を『The Osaka』と信じているし、大好きで面白い。と言ってとても楽しみにしているようでそこを初めてくる外国人を案内しないわけにはいかない。
色々と頭を悩ませた結果、大阪は難波道頓堀と、大阪城、そして個人的に好きな箕面の滝を案内することにしました。日本の友人だと、美味しいご飯やさんや、地元のお店やカフェがいいとは思うけど、海外からとなると『The Japan』を期待されることもあり、どうしても外国人の多い観光地を選んでしまいます。
ただオーストラリアでは体験できない人混みも、彼らにとってはとても面白い日本の文化だということ。居酒屋のがやがやした狭い雰囲気が好き。だという事も新しい発見でした。
海外に少し滞在すると、日本の良さ(悪さもですが)に気が付かされます。日本のサービスの素晴らしさに私の友人も感動していました。例えば、お土産を購入した時に、一つづつとても丁寧に美しく梱包してくれる事。レストラン等でお水を入れにテーブルまできてくれること。お店の外まで見送って深々とお辞儀をしてくれる事など。そして、いつも電車が定刻通りに到着すること。普段私たちが日本で当たり前のように受けているサービスが海外では決して当たり前ではないのです。その体験ができる事自体が日本観光にもなっているようです。
私も改めて、日本の観光地を訪れて感じた事がいくつかあります。当り前かもですが、観光地には海外の人の割合が多いということ。大阪城内も約80%以上が海外からの方です。京都の清水寺、東京の浅草にも行ったのですが、半数以上は海外からの観光客でした。入ったお店も私以外は全員海外からの方という事も。また施設にはいくつかの言語のリーフレットを用意している事です。これも日本では普通かもしれませんが、海外では大きな美術館ではあっても、数種類の言語で用意しているところはあまりなかったような気がします。そして、観光地はそれなりに面白いという事。海外の人が喜ぶ工夫がありました。
ひと通り観光地を回ったら、少しそこから離れた街に移動しました。あっという間に外国人観光客の姿はなくなりました。地元のスーパー銭湯に行ったり、ご飯やさんや、スーパーに行ったり、日常の日本の生活ですね。個人的にはこれが『The Japan』です。
海外に行っても、観光と実際に住むのでは、感じる印象は当然違うと思います。滞在する場所によっても同然違いますね。
オーストラリアにいる時は、毎日1時間くらい歩くのが平気だったのに、日本にいる時はすぐに電車に乗ったり、自転車や車で移動していることにも気付きました。ゆっくりと街を歩くことで、今まで気が付かなった街の様子やお店の存在を知る事ができます。きっと時間に追われて早く移動することを優先していたと思います。日本にいる間にもっとたくさんの場所を巡ってみようと思っています。




特派員

  • 藤田 博子
  • 職業書道家

日本の伝統文化である書道を海外に発信し、現地の方々との繋がり、様々な情報を発信していきたいと思います。

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