珍しいジョージア料理のカート
ジョージア料理は試してみたい名物料理のひとつ
ポートランドの公園は理想のピクニック・スポット
ポートランドの住民は食べることが好きだったり食べ物にうるさいことで知られていますから、街中の大多数のカートはグルメ料理を提供し、地産の材料や高品質の製品だけを使用しています。又、ベジタリアンとビーガン(完全菜食主義者)の割合がアメリカ国内で最も高いこともポートランドの誇りのひとつですから、お客さんを逃がしたくないと思ったら、殆どのカートはメニューにベジタリアンやビーガン用のオプションを入れておく必要があります。
たくさんのカートがタイ、インド、メキシコ、イタリアなどの異国料理や伝統的なアメリカ料理を出していますが、イタリアの典型的な料理とアジア素材を組合せたり、アメリカならではハンバーガーにワサビや蜂蜜やビーツを使ったりして、独自に考案したオリジナルのフュージョン料理に挑戦しているカートも少なくありません。
各国の料理が並ぶフードカート
ポートランドで人気不動のカートは、カラっと2度揚げしたフライド・ポテトにチーズたっぷりのグレービー・ソースをかける「カートピア」。カートピアは屋根付きの暖房座席エリアを提供している市内でも数少ないカートのひとつで、営業時間が長いので、特に若者にとっては絶対に外せないナイトスポットです。カートピアと座席エリアを共有する「PBJグリル」は、例えばオリーブ・ブレッドにスモークした山羊のチーズ、アーモンドバター、ベーコン、アプリコット・ジャムを挟んだものとか、ユニークで美味しいパニーニを作っています。
正にポートランドならではの「カートランディア・フードカート・ポッド」は、近くの自転車専用道路から簡単に立ち寄れるサイクリスト御用達のフードカート・ポッド。色々な国籍料理を供する30台以上のフードカート、愛犬同伴OKエリア、子供達の遊び場所があります。
色々な国の料理を出す人気のフードカート・ポッド
こんなフードカート・フィーバーがポートランドに蔓延したのは偶然ではありません。この街は元来「食」に関する冒険心で有名でした。様々な文化と国籍の坩堝として、とても開放的な精神を持ち、太平洋岸北西部で特別に国際的なオアシスへと発展したポートランドでは、ずいぶん以前からエスニック・レストランや斬新なレストランがありました。
特殊な旅行会社の中にはフードカートの徒歩巡りツアーを催行しているところもあります。フードカートの歴史やフードカートが大きく発展するに至った社会経済的条件などを説明してくれますが、もちろん、地元の味の試食も含まれています。
ポートランド市観光案内所でもフードカートとその近辺のツアーを提案しています。これは市内の色々な地区と複数のフードカート・ポッドを訪れるガイド付きバスツアーです。色々な場所で停車して、小型カートの中で行なわれている料理に関して、普通では知り得ない内情を垣間見せてくれます。