ブラジルの肉料理、シュラスコ|皆木サンドラ 奈美|ナレッジワールドネットワーク|アクティビティ|ナレッジキャピタル

  • 2015.11.13
  • ブラジルの肉料理、シュラスコ
ブラジル南部、アルゼンチンとウルグアイに隣接した地域は、パンパ(草原地帯)と言われ、17世紀から19世紀にかけて、牧畜で従事していたスペイン人と先住民との混血住民のガウーショ(gaúcho)が暮らしていました。ブラジルの南端の州、リオグランデ・ド・スル(Rio Grande do Sul)は、ガウーショの州として知られています。そして彼らの焼肉料理『シュラスコ(churrasco)』は、今ではブラジルを代表する料理です。

ガウーショのシュラスコは、床に穴を開けたところに炭を並べ、火を起こし、荒塩だけで味付けされた肉を刺した串をその火の回りの床に刺し立てて焼く方法です。現在でも、イベントなどの時にはこのようなやり方で肉を焼いています。後にシュラスコは他の州へと広がりました。地域や場所によっては、床に火を起こして焼くことができないので、バーベキューピットなどが作られアレンジされました。しかし、荒塩だけでの味付けと、肉を串に刺して焼く方法はそのまま残っています。

シュラスコを出すレストランをシュラスカリーア(churrascaria)と言います。そこでは、焼かれた肉を串に刺したままで、お客様のテーブルまで持っていきます。このシステムをロディジオ(rodizio)と言います。伝説によりますと、60年後半にシュラスカリーアが満員の時に店員がオーダーされた肉の種類を間違え、誰が何をオーダーしたのか混乱し、お客様を怒らせてしまったので、それを見かねた店長が焼いた肉を串のままテーブルまで運び、好きな肉をお客様に選んでもらい、お客様のお怒りを落ち着かせた、というエピソードが元で、串に刺したままの肉をテーブルまで運ぶことになったそうです。

サンパウロはシュラスカリーアの天国と言われるほど、世界で最もおいしいく、おしゃれなシュラスカリーアが多く、店舗数も世界一です。その理由は、サンパウロ市民はグルメに関しては特に質の良いものをという、こだわりがあるからです。そのため、シュラスカリーアのサラダバーは驚くほどの種類と野菜の鮮やかな色で染まり、気をつけないとサラダバーだけで満腹になってしまいます。

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大きな肉の固まりを1メートルほどのスチールの串にさして、炭化でゆっくり焼いたものをお客様のテーブルまで運び、お客様の目の前でお好みの肉をスライスします。荒塩だけでの味付けですが、肉の味を上手に引き立てているのがわかります。牛肉のランプ肉、サーロイン、こぶ肉、リブの他、豚肉、ラム肉、鶏肉、ハツなど、様々な種類のお肉が食べ放題です。

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それだけではありません。お客様の好みに合わせて、イタリアのパスタ、スペインのパエリア、そして日本の寿司も出しています。また、店員もガウーショの服装でかっこよく決めているお店もあります。さすがサンパウロです!

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          シュラスカリーアは、友人や家族とのお食事や、誕生会、忘年会などのイベントにも使用されています。お店での滞在時間に制限がなくゆっくりできるのがメリットです。
とてもジューシーでおいしいシュラスコ。是非一度お試しください。



特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 年齢辰(たつ)
  • 性別女性
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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