• 2015.12.11
  • フェイラ(青空市場)の魅力
ブラジル各地で行われている「フェイラ(feira)」(青空市場)は新鮮な食材が揃う事で親しまれてます。 1914年に当時のサンパウロ市長、ワシントン・ルイス氏が公式に青空市場を認定したと言われています。サンパウロ市とその近郊都市だけで、フェイラの数は880件で、1万2073人が登録されています。フェイラは毎週火曜日から日曜日に営業され、早朝6時からそれぞれの店舗の組み立てが始まり、午後1時半まで販売しています。

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場所によって曜日が決まっており、たいてい住んでいる近くにフェイラがあります。フェイラで商売をしている人たちをフェイランテ(feirante)と言います。その多くは日系人です。その理由として、サンパウロ近郊の農業に多くの日系人が従事していることと、当時日系巨大農協コチア産業同組合があったことです。 スーパーマーケットやインターネットでの買い物が増えている中、フェイラが以前と変わらずに存在しているのは、農家と中央御売市場から直接新鮮な品が入ってくるからです。その上、毎週のようにフェイラに通うことがブラジル人の習慣となっているからでしょう。

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フェイラでは魚、肉、野菜、果物、卵、豆類の他に駄菓子、雑貨、花などの店舗があります。値段はスーパーとほぼ変わりませんが、フェイラが終わる時間帯は結構安くなります。支払いは現金ですが、クレジットカードを受け付けている店舗もあります。フェイランテは、自分の品をアピールするため、常にお客さんに呼びかけます。

“甘い甘いマンゴだよ!”
”メロンの値段がさがったよ~!早く来ないとなくなるよ~!”
“綺麗な娘は払わなくていいよ!でも、持っていけないよ~”

と、陽気です。鮮やかな色と甘い匂いにひかれて果物を見ていると、すぐ試食させてくれるのも嬉しいです。時々“おまけ”もつけてくれます。野菜や果物の種類はとても豊富で、例えばバナナだけでも、4種類は置いてます。トマトも何種類かあり、サラダにいいもの、トマトソースに的したもの、酸味のないものなど親切に説明してくれます。最近では、まだ数少ないですが、有機野菜と果物だけを扱うフェイラもでてきました。

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          魚の店舗では、海や川の魚が並び、見たこともない魚もたくさんありますが、問いかければ、料理の仕方も教えてくれます。買った魚をお店でおろすサービスもあります。

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   11時過ぎになると混み始めるのが、パステル(pastel)の店舗です。パスタに似た生地にチーズ、ひき肉、チキン、青菜などを包み、揚げます。揚げたてのパステルはカリカリしていてとてもおいしいです。その隣では、ココナッツジュース、さとうきびジュースが販売されてます。

誰もが子供の頃、親と一緒にフェイラへ買い物に行った記憶を持っている。と言うほど生活に根づいているフェイラ。こちらの日常を体験するにもいい場所と言えるでしょう。



特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 年齢辰(たつ)
  • 性別女性
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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