• 2016.05.02
  • 隣の国、アルゼンチンへの旅
3月上旬にサンパウロ市を出発して、南米南端の町、ウシュアイア(Ushuaia)まで四輪駆動車での旅をしました。3週間の旅で、往復1万2千キロ走りました。今回はとても印象に残ったユネスコ自然遺産に登録されている, バルデス半島とロス・グラシアレスをご紹介したいと思います。
アルゼンチンのチュブ州にあるバルデス半島(Peninsula Valdes)は首都ブエノスアイレスから1300km南にあり、大西洋に面してます。ユネスコ自然遺産として1999年に登録されました。この半島には塩湖があるため、植物は少なく、動物の種類も少ないです。しかし、パタゴニア独特の、グアナコ(Guanaco)、パタゴニアウサギ(Patagonian Mara)、チコハイイロギツネ(Pseudalopex griséus)などがいます。
  
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グアナコは多く、半島内では気をつけて運転する必要があります。とてもかわいい顔をしているので、写真に撮りたいと思っても人間を見るとすぐ遠ざかってしまいます。
  海岸線には海で暮らす動物がとても豊富です。ミナミセミクジラ(Eubalaena australis)、オタリア(Otaria flavescens)、ミナミゾウアザラシ(Miroung leonina)、マゼラン・ペンギン(Spheniscus magallanicus)などの繁殖地とされています。観光客は展望台から海岸線を遠くから見ることしかできません。しかし、楽しそうにオタリアなどが泳いでいる様子、アザラシがのんびりと日光浴をしている様子などが見れます。クジラは5月から9月の間見ることができるそうです。ペンギンは11月から3月の期間しか見ることができなく、この半島では数も少ないですが、バルデス半島よりもさらに南のプンタ・トンボ(Punta Tombo)という南米最大級のマゼランペンギンの栄巣地に行くのをお勧めします。そこでは体長50cmほどのマゼランペンギンを見ることができます。ペンギンに触れることはできませんが、ペンギンの集団の中を歩くことができるので、とても貴重な体験でした。ブラジルではペンギンと言ったら水族館の中でしか見られないので、自分の横を歩くペンギンを見て興奮しました。

 
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  そして自然遺産として1981年に登録されたのが、アンデス山脈の南端パタゴニアにあるロス・グラシアレス国立公園です。ペリト・モレノ氷河、ウプサラ氷河、スペガヅイーニ氷河とオネリ氷河などがあるため、「ロス・グラシアレス」とは氷河郡という意味です。その中でも有名なのは、ペリト・モレノ氷河です。エル・カラファテ(El Calafate )の街から76kmほどの所にあり、道は舗装されていて、レストランや展望台があり、ゆっくりできる場所です。

                                                
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12月から3月の夏の季節には氷河終先端の氷塔が崩落する瞬間を見ることができます。全身に伝わってくるような、ミシミシと氷河の中から音がした瞬間、氷塔が湖に崩れ落ち、誰もが思わず「うわ~」と感激のあまり声にします。私は氷河ミニトレッキングに参加しました。氷河の表面は小さな氷で、しばしば滑りそうになる感じですが、そのすぐ下は固い氷です。しかもその部分には酸素がなく透明度が高いため、青い光だけを反射し、美しいブルーの輝きを持ってます。トレッキングの終わりには皆で、氷河とウイスキーのオン・ザ・ロックで乾杯!
ユネスコに登録されているこの二か所は自然の美しさ、魅力、力を見せてくれる貴重な場所です。アルゼンチンは自然豊かな国であり、その住民とお話しすることで、自然の大切さと維持していく責任を持っていることがわかりました。


特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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