• 2020.03.18
  • バスタイムに果実の香りで!
南国ブラジルは果物が豊富で色鮮やかで、甘くて、香りがとても良いです。みかんにマンゴ、パイナップルにスイカなど、レストランでジュースをオーダーすると、100%果実のジュースがでてきます。おいしい!
現在はそんな果実を原料とした石鹸が次々と発売されてます。
今回はブラジルでも伝統的な店Granado の石鹸とNatura 店の石鹸を紹介しながらお話していきたいと思います。


Granado はリオ・デ・ジャネイロ市でボルトガル人のJosé Antonio Coxito Granado 氏によって1870年にオープンされました。第一号店は今でもPrimeiro de Março道リにあります。当時はGranado氏の別荘で栽培していた植物、ハーブや花のエキスを使ったり、当時の人々に合う薬を作っていたとのことです。1880年にはドン・ペドロ2世(ブラジル最後の皇帝)を始め、王室御用達ブランドとされました。1903年に デオドラントパウダーを作り、グリセリン石鹸や100%植物成分の商品が販売するようになり、栄えていったようです。


内装されたお店も、昔ながらの薬局の雰囲気を保っております。商品は他にも、男性用アフターシェーブケアグッズ、赤ちゃん用石鹸やシャンプー、女性用ネイルケア、コロンに香水、化粧品、そしてペット用シャンプーの他にアレルギー予防ケアもあります。部屋用にはアロマキャンドルとアロマディフーザーがあります。商品の中で期限限定品があり、時にはブラジルのブランドを強化するデザインが多くでます。お土産にと言いつつも、つい自分にも購入してしまいます。
 

お店に入るとすぐに感じるのが甘い良い香りです。お花の香より、甘いおいしい香りがします。果実を原料として扱っている石鹸が多いからでしょうか。透明なグリセリンに果物のエキスが入り、色鮮やかなのを見ているだけで楽しいです。



石鹸に札が付いていたのでちょっと中を覗いていみたところ、グリーン色(写真)でBanana (バナナ)と書いてあるところの訳は「カルメン・ミランダ(歌手)と彼女の帽子に飾ってあるバナナはブラジルの文化を外国へ示す」です。肌に良い成分が書かれているのかと思ったらびっくり。しかしこれもブラジル産果物をアピールしているのでしょう。また(写真の)Açaí(アサイベリー)には、「ブラジルのアマゾン原産で肌の保湿に良いうえ、酸化防止剤であり、爽快な肌になる」と書かれてました。

Natura は1969 年にAntonio Luiz Seabra氏によって サンパウロ市で店と小さな工場をオープンしました。1974年からは店を閉めて、Natura 公認コンサルタント達が商品を販売するようなりました。カタログを見て品を選び、コンサルタントに相談したり、新製品を教えてもらったりします。2016年より、Aesop とThe Body Shopと合併し、2019年にはAvon を買取、現在では170万人のコンサルタントがいます。自然保護にとても力を入れている会社であり、1983年にはブラジルで初めて化粧品の詰め替えが発売されました。2007年からはカーボン・ニュートラル製品を出し、カーボン・ニュートラルプログラムに力を入れてます。持続可能性を優先する会社です。


商品も日常ケア、化粧品、香水、髪ケア、ひげケア、幼児用などと多いです。Natura のEkos シリーズはUEBT認定をもらってます。パッションフルーツ、アサイベリ―、ピタンガ、ブラジルナッツなどを使用した品があります。身体のケアのためだけではなく、Naturaの商品は地球にも優しいと思うと、安心して使えますね。最近では色んなショッピングセンターに店舗を設け、品物が買いやすくなりました。店員たちもとても親切で色んな品のテスターを進められます。


ブラジル人は寝る前にシャワーに入ります。夏の時期は早朝にもシャワーをする人が少なくありません。目覚めが良くなり、身体がすっきりするからです。そんな時に欠かせない石鹸。果実の香りの石鹸が大活躍。

特派員

  • 皆木サンドラ 奈美
  • 年齢辰(たつ)
  • 性別女性
  • 職業語学教師、ペーパートールクラフター

ブラジル生まれのブラジル育ち。大学卒業後、夫の仕事の関係で3年間滞在したシンガポールにおいて習得したペーパートール(=シャドーボックス)や語学を教えています。多国の文化や習慣を上手に混在させているサンパウロでの生活がとても気に入っています。

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