寒い夜に、アロマキャンドルに火をつけると、優しい炎の揺れと光が、落ち着きを与えてくれて、そのうちにゆっくりと香りが部屋中に広がっていきます。ちょっと贅沢な時間が過ごせます。ブラジルでは花や果物の香りを使用した石鹸があることを以前紹介しましたが、アロマキャンドルにも使用されています。

もしアロマキャンドルを購入するのであれば、第一に決めるのが香りです。自分が好きな香りを選んだり、気分によって香りを変えるのも良いと思います。ここでブラジルで人気の香りをご紹介します。
ラベンダー:リラックスするのに最も良く、ストレス解消にも良いそうです。
バニラ:甘い香りが、落ち着きを与え、よりリラックスできる空間を作ってくれます。
レモン:リフレッシュな感じを与えてくれるので、集中力を高められます。
ジャスミン:エレガントでロマンチックなフローラルの香りが、落ち着きと上品な空間を演出します。
白檀(サンダルウッド):スパイシーなウッディ系の香りで静けさと自然を感じるのに良いそうです。白檀は世界でもっとも古い香料の一つだそうです。
リフレッシュするために、リラックスするためにと、その時々で香りを変えて楽しむのは良いですね。
お店によっては2種類の香りを合わせたキャンドルもあります。例えば、レモンとバーベナ、アーモンドとバニラ、リンゴとシナモンと言った感じです。
第二に考えるのがキャンドルの容器です。殆どがガラス容器ですが、アルミ缶もあります。大きさ、形、色などそれぞれあって、部屋の雰囲気に合うのを選ぶと良いでしょう。
キッチンに残る食べ物の匂いを消すことができる、ハッカの葉の香りのキャンドルを使用したことがあります。キッチンで使用するアロマキャンドルでしたので、容器がキッチン用になっていました。キャンドルを使用した後は、ちょっとした飴などを入れる容器として使用しています。蓋もあり、可愛いです。

ガラス容器に入ったキャンドルを使用した後は小さな植物などを入れて育てています。

サンパウロの東洋人街に一年程前にオープンしたWe Candle という店があります。店のオーナー達は日系人で、お店で販売しているキャンドルは日本の香りがメインです。例えば、おもちの香り、桜、ヒノキ、抹茶ラテ、ゆず、メロンキャンディ、イチゴショートケーキなどの香りです。どれもふわっと甘い香りです。
もちろん他にもハイビスカス、ペオニア、アイリス、レモンとラベンダー、ミカンとバニラなどの香りもあり、人気です。
この店のアロマキャンドルはガラスの容器で蓋がついてきます。お店ではキャンドルの詰め替えを販売していますので、それも嬉しいです。
殆どのキャンドルの芯は綿糸ですが、木芯のもあります。この店で使用されているのは木芯ですので、時々パチパチと音を立て、耳に心地よく響きます。

キャンドルの綿糸の芯の火の消し方ですが、芯を周りの溶けたロウに倒し、火が消えたら、芯をまた元の位置に戻すのだそうです。そうすることで煙が出ないそうです。吹いて消すと煙が出てしまい、せっかくの香りを消すことになってしまいます。
ブラジルは冬に入りましたので、夜にはアロマキャンドルをつけて楽しみたいと思っています。