ヘイとは牧草などにある干し草のことで、フィーバーは熱を意味します。ヘイフィーバーののアレルギー反応はくしゃみや鼻水、鼻づまり以外にも微熱が出て頭がぼーっとすることもあるので、この熱(フィーバー)が名前に使われています。干し草アレルギーというよりは、春になって飛び出した様々な植物の花粉に反応して起こるアレルギーになるので、まさに花粉症です。毎年春になるとテレビでもヘイフィーバーの薬のCMが流れ始めます。
私はどの植物の花粉に対してアレルギーがあるか検査をしていないのですが、ホームセンターの植物売り場へ行った際にくしゃみが止まらず、のどがかゆくなったので、ほし草はそこにはなかったのできっとここにある何かの植物に反応してしまったのだと思います。日本でも全く花粉症がない私の友人はメルボルンの山へハイキングに行った際に何かの植物に反応してしまったようで、しゃべるひまがないくらい、ひたすらくしゃみをして目もしょぼしょぼしており、その時花粉症の人のつらさが初めて分かったと言っていました。
大自然に囲まれた緑豊かなオーストラリアは、様々な種類の植物がたくさん育っているので花粉は必ず飛んでいるわけですし、日本よりももっと花や木々に囲まれているのですが、その割にはなぜか日本の花粉症よりも症状が軽いのです。それでも20年ほど前のオーストラリアに来たばかりの頃と今では毎年少しずつ症状が重くなってきているように思います。
私の勝手な意見なのですが、花粉症は花粉と大気汚染が混ざって起こる反応ではないかと思います。きっと大昔の大気汚染がひどくなかった時代、こんなにコンクリートだらけではなかった時代には花粉症などなかったのではないかと思います。私の住むゴールドコーストも20年前はもっと芝生も多く、建物も車の数も少なかったのですが、だんだんと土地開発が進み、人口も車も建物も増えたため、それによる大気汚染に花粉が反応してしまっているのかもしれないと思います。
そして今年は個人的にヘイフィーバーの症状が昨年よりも重く、普段は薬を飲まなくても過ごせるのですが、今年は何回か薬を飲まなくてはならない日がありました。
もちろん私自身の体調もあったのかもしれませんが。。
これ以上花粉症の症状がひどくならないことを祈るばかりです。
ゴールドコーストでも少し車を走らせると牛や馬が飼われている牧草があちこちにあります。