• 2024.07.09
  • オーストラリアでゆず狩り
ゴールドコーストから車で一時間ちょっとの南部にあるチリンガムとい小さな田舎町にある「Buck’s Farm」という農場へゆず狩りに行ってきました。以前からずっと行きたかったのですがなかなか機会がなく今回初のゆず狩りにいくことができました。


フィンガーライムのイラストが目印の看板

到着するや否や雨が降ってきましたが、すぐ近くに青空が見えていたので、雨もいいタイミングですぐにやみました。山に囲まれた農場なので雨も降りやすくお天気も変わりやすいそうです。ここ最近もかなり雨が降っていたので、地面の赤土も若干ぬかるんでいたためビーチサンダルに履き替えました。この日は平日だったのもあり、この時間にゆず狩りに来ていたのは私と友人達の4人だけでした。念のため脚立も持って行ったのですが、他にお客さんもいなかったので、はしごも自由に使うことが出来ました。
緑の中に鮮やかな黄色いゆずがいくつも実っていてテンションも上がります。でもゆずの木に鋭いトゲがあるとは知らず、ちくちく痛い思いもしたのですが。
ゆずの表面に黒い小さな点々がいくつもついていました。でもこの黒い斑点が農薬を一切使っていないゆずの証なのです。見た目はあまりきれいでなくとも、ゆずのように皮を使うものは農薬がないほうがありがたいです。
木から木へ大きなはしごを移動させて、さっそくゆず狩りスタート。地面がすこし傾斜しているので2人ではしごを押さえ、はしごに上った人が狩ったゆずをかごに入れていく人と流れ作業で収穫していきました。とげがあるので素手でとる場合は要注意です。ちょうど取りたいゆずがたくさんのとげの向こう側にあったりしてもどかしかったので、厚手のゴム手袋などあると便利だと思いました。友人と私4人で60個ほど収穫しました。
ゆずは1キロ$20。私はこの日20個購入しましたが、20個で$33でした。



そして、ここの農場の看板にもある「フィンガーライム」もすこし収穫しました。親指位の大きさのフィンガーライムの中の実はライムのつぶつぶのようですが、もっとプチプチとした食感が特徴です。私は牡蠣の上にのせて食べるのがお気に入り。ここのフィンガーライムはオーストラリアの高級レストランでも使われているそうです。そしてフィンガーライムの木にもとげがあったのでこれもまたとりづらかったです。


ちょっとわかりづらいですが、緑の長細い実がフィンガーライムです
この農場には他にもレモンよりもレモンの香りがするといわれるレモンマートルの木や、アニシード、Budda’s Handという黄色い手のような形の柑橘系の果物や、カフィアライム(こぶみかん)、金柑、インドで有名なニームや日本でもよく知られるウコンなど珍しいフルーツや植物も栽培しています。そして新鮮なフルーツや植物を栽培、販売するだけでなく、フィンガーライムやゆず、仏の手、カフィアライムから作ったナチュラル化粧品も販売しています。お店のおすすめは、ウコン、ニームから作られたスキンケア製品や歯磨き粉。ウコンは炎症を抑える効果やシミを薄くすることでも知られていますが、ニームは日本でもあまり馴染みが無いかと思いますが、色素沈着を抑制する効果や保湿効果、天然の抗炎症作用でニキビや湿疹を鎮静させる効果、虫よけ効果など自然の万能薬のようなたくさんの効能があるそうです。小さな売店では野菜やフルーツも販売されています。ゆずも販売しているので、自分で狩りたくないという人は同じ値段でここで購入することもできます。売店奥にはおすすめのナチュラル化粧品もずらっと並んでいました。
家に帰って早速ゆずの下ごしらえをしました。とりあえず白菜の浅漬けとゆずジャムを作り、皮は細かく刻んで冷凍しました。今回はナチュラルスキンケアやニームオイルなどくわしくチェックしなかったので次回はそういうのも試してみたいと思います。


写真左:ファーム入口にある売店。スーパーで買うよりも新鮮で安いフルーツや果物
写真右:おすすめのナチュラル化粧品たちがずらっと並んでいます

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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