• 2025.02.18
  • 公共スペースで楽しむピクニックとそのルール
パーティーが大好きな人が多いオーストラリア。お誕生日パーティーから引っ越し、結婚、出産など何かとイベントがあると友人、家族が集います。レストランでのパーティーももちろんですが、公園やビーチでのピクニックスタイルのパーティーも人気があります。というのも、ゴールドコーストには2000以上もの公園があり、屋根付きのテーブルとベンチ、バーベキュー台、ごみ箱などパーティーにぴったりの設備が整っている公園も多いからです。ゴールドコーストの地方自治体が運営するウェブサイトから、どこに公園があるか、どんな設備があるかなどを調べることができます。
お天気の良い週末にビーチウォークをすると、風船や飾り付けで華やかにした大人数のお誕生日パーティーから、芝生の上に敷物を広げてピクニックを楽しむカップルや家族、友人の姿をよく見かけます。オーストラリアでは、こうした公共の場での集まりがとても盛んです。
ただし、公共の場での集まりでは自由に何でもして良いわけではありません。地方自治体がしっかりとルールを決めており、皆が安全に利用できるよう配慮されています。
特に、日本との違いで注意したいのは、オーストラリアでは公共の場での飲酒が規制されている点です。ビーチや公園でお酒を楽しむことができないので、つい日本のようにお酒を飲んでしまわないように気を付けましょう。見つかると罰金が科せられることもあります。また、犬連れで出かける場合、リードが必要なエリアとリードフリーのエリアがあります。リードを外して犬を散歩させていたところ、わずか3分ほどで地方自治体に見つかり、3万円以上の罰金を払うことになった知人もいました。最近その罰金の金額がさらに上がったとか。
他にもビーチでの喫煙や焚火など、火を使うことも違法ですので注意が必要です。また、ウェディングなどの50人以上集まる大きなイベントや、ジャンピングキャッスル(空気を入れて膨らませ飛び跳ねれる子供の遊具)などを大型の設備を持ち込む場合は事前に公園を予約する必要があります。ただし、公園を予約しても完全に貸し切りというわけではなく、他の大きなグループと重ならないための事前予約であり、一般の人々ももちろん自由に利用できるようになっています。
ゴールドコーストの素晴らしいところは、公共の場での集まりが活発であるにもかかわらず、きれいに保たれている点です。ゴミのポイ捨てをする人はほとんどおらず、公園やビーチには必ずゴミ箱が設置されているので、ごみがきちんと捨てられずに落ちているということはほとんどありません。バーベキュー台も、次に使う人のためにきれいにしたり、皆が気持ちよく利用できるようにマナーを守る人が多いのです。
機会があればゴールドコーストの青空の下でぜひピクニックを楽しんでみてください!


バスケットとビーチパラソルを持ってビーチにピクニックへ

特派員

  • 菅沼 千栄子(旧姓 名倉)
  • 職業会社員

2000年に渡豪。日系旅行会社勤務等を経て、2014年から現地建設会社に勤務。休日は、趣味の一つであるソイキャンドル作りやビーチウオークを楽しんでいます。当地のレアな生活情報をお伝えしたいと思います。

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