• 2021.04.23
  • まだまだ料理に夢中・・・シェフになろうかな?
カナダは独自の食の伝統を作り上げてきた国ではない、と過去のブログで何度もお伝えしてきましたが、この国の料理はまだまだ驚きに満ちていて、このブログはまるで料理ブログのようになってきました(笑)。特に今はリモートワーク以外にはあまりすることがない状況ですからね。
ワクチン接種キャンペーンが早く進むことを願い、この春の季節がさらに進むことを待ちわびつつ、空いた時間をキッチンに立って過ごしています!
カナダ料理はフランス料理の影響を受けるとともに、アングロサクソンの文化も合わせて表現していて、とても美味しくて食欲をそそります。今回はメープルシロップ、サーモン、ワイルドライス(マコモの実)といったカナダの特産品を使った料理をご紹介したいと思います。
私はいつも最高の味を引き出すために、甘い食材と塩気のある食材を組み合わせた料理に挑戦しているのですが、こういう味の組み合わせは私の母国・イタリアの料理では見かけません。
私のお気に入りは、何といってもメープルシロップソースを使った豚肉料理です!メインディッシュとしても出されるこの料理の作り方はとても簡単です。肉をマリネ液に漬けて、鉄板やグリルで焼くだけで完成です。
ポークチョップで作る場合は、下の写真のように、用意しておいたグレービーソースにメープルシロップを加えるだけでOKです。


次にご紹介したいのがカルガリー発祥の塩蔵肉を使った料理、カルガリー・ビーフ・ハッシュ。豆とバーベキューソースを添えることが多いこの料理は、ぜひお試しいただきたい一品です。
こういう肉料理のお供には、以前のブログでご紹介した、フライドポテトにチーズカードとグレービーソースをかけたプーティンのような、典型的なカナダ料理がぴったりですね。
カナダで定番の食材で忘れてはならない存在といえば、旧大陸の国々でも知られているサウザンアイランドソースです。アメリカとの国境にあるオンタリオ湖に浮かぶサウザンド諸島(Thousand Islands)にちなんでこの名がつけられました。
このソースはイギリスでもとても人気がありますし、私も以前スコットランドに住んでいた時にサラダにかけて食べていたので、カナダに来る前から馴染みがありました。
マヨネーズに様々な美味しい材料を加えて作るサウザンアイランドソースは、ドレッシングとしてサラダに使う以外にもサンドイッチや魚料理、揚げた肉料理との相性も抜群です。
過去のブログで紹介したデザート以外にも、最近雑誌で見つけた新しいレシピに挑戦してみたのですが、とても美味しかったです!
このデザートはメープルシロップのムースですが、より美しく見せるために層状に色を重ねる場合でも、とても簡単に作ることができます。
生クリームをベースにしたムースにメープルシロップを加えて作るのですが、加えるメープルシロップの量によってムースの色も堅さも変わります。ムースをグラスに入れると、微妙に色合いが異なるブラウンの層ができてとってもお洒落なんです!
とはいえ雑誌で見つけたレシピには版権があり勝手に転載できないので、代わりにハウスメイト流のサウザンアイランドソースのレシピをご紹介しようと思います。ぜひお試しあれ!
<材料>
マヨネーズ 250g
ケチャップ 80g
固ゆで卵 1個
玉ねぎ(白色のもの) 小1個
ブラックオリーブ 大さじ1
ハラペーニョ 大さじ1
皮をむいたにんにく 1かけら
パプリカパウダー(甘口) 小さじ1
ウスターソース 小さじ1
塩 少々
コショウ 少々

作り方はめちゃくちゃ簡単!
全ての材料をブレンダーかフードプロセッサーの中に入れ、滑らかになるまで撹拌するだけです。
下の写真のようにフライドポテトや肉料理、フィッシュバーガーに添えたり、サンドイッチに挟んだりして召し上がれ。

特派員

  • パトリック・ サッコ
  • 職業エリオット・コンサルティング社エンジニア

こんにちは! 私はパトリックと言います。スコットランドのエジンバラ在住で、土木技師をしています。趣味は詩を書くことです。9年ほど前にイタリアからスコットランドへ移住し、この土地に惚れ込んでいます。雨の多い気候を好まない人もいますが、その気候のおかげでここは緑豊かな風景に恵まれています。暇を見つけては、車でエジンバラ郊外へ湖や渓谷を見に出かけています。

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