• 2023.06.02
  • アメリカの高校生活
アメリカの高校については映画やテレビでしか見たことがなかったので、友人のティーンエイジャーの息子さんに話を聞いてみました。
アメリカの教育システムでは、11歳から14歳までの生徒はいわゆる「ミドルスクール」と呼ばれる中学校に通い、その後、高校でカレッジ(単科大学)や大学の前段階の中等教育を受けます。
母国イタリアの高校は5年制なので、アメリカの高校が4年制と聞いたときはびっくりしました。要するに、アメリカの学生たちはイタリアより1年早く大学生活を開始できるということですからね。

アメリカの高校では各学年に名称があり、1年生はフレッシュマン(Freshman)、2年生はソフォモア(Sophomore)、3年生はジュニア(Junior)、そして4年生はシニア(Senior)と呼ばれています。

朝、ベルが鳴ると、生徒たちは起立して胸に手を当て「Oh, say can you see」で始まるアメリカ国歌『星条旗(The Star-Spangled Banner)』を歌い、続いて国旗に向かって『忠誠の誓い』を唱えます。
学校は朝8時ごろに始まり、午後3時前に終了します。一般的に各授業は50分で、授業の合間の短い休み時間になると生徒たちはそれぞれのロッカーから授業の教材を取り出して、次の教室に移動します。
午前と午後の授業の間にはランチタイムがあり、カフェテリアで家から持参したお弁当を食べたり、食事を数ドルで購入したりして昼食をとります。
毎日、教師たちは授業の前後に個別指導や時間外指導を行っていて、生徒たちは何回でも無料で受けることができます。
校内には生徒の相談に乗ってくれるカウンセラーも常駐しています。彼らは学校のスタッフの一員で、生徒たちのサポートやコース選択のアドバイス、課外活動にまつわる悩みの相談など、ありとあらゆることに対応しています。
午後3時ごろにベルが鳴るとその日の授業は終了となりますが、アメリカの高校ではスポーツや文化活動など様々な放課後の部活動が用意されています。
これはアメリカの高校生活に欠かせない存在で、ほとんどの生徒が少なくとも1つの活動に参加しています。
運動系ならチアリーディング、アメリカンフットボール、バスケットボール、野球、ソフトボール、テニス、ゴルフなど様々な競技から選択可能。
スポーツは苦手、という生徒も心配無用です。運動部のほかにも演劇、ミュージカル、ダンス、マーチングバンドなど様々な部活動があります。
アメリカの高校生にとって、学校とは単に授業を受ける場所にとどまらず、一日のほとんどを過ごす場所でもあるため、より楽しい環境になるよう工夫されていて、強い愛校精神が育まれるのです。これぞまさに、真のアメリカン・スピリットですね。


映画などでお馴染みの、アメリカの高校のロッカー

高校の授業には必修科目に加えて、生徒が選択できる教科もあります。
通常、数学や英語、理科などは必修科目ですが、その他の教科は選択制なので、自分の興味や大学で学びたい分野に基づいて、オリジナルの学習課程を作ることができるのです。
また、アメリカにはボーディングスクールと呼ばれる私立高校も数多くあります。
ボーディングスクールとは、子どもたちが家を離れて校内で生活しながら学ぶ寮制の学校で、生徒たちは同じ場所で学び、寝食を共にします。
このタイプの学校のほとんどは私立で、公立学校に比べてはるかに高い学費がかかります。それもそのはず、ボーディングスクールの多くは卓越した教育プログラムや大学進学準備課程を提供していて、生徒の個性に合わせた、それぞれの将来に役立つ機会を与えてくれるのです。
ボーディングスクールへの編入率が高いのは、こうした学校できちんと教育を受ければ、基本的にはレベルの高い大学への入学が保証されるからなのです。

特派員

  • パトリック・ サッコ
  • 職業エリオット・コンサルティング社エンジニア

こんにちは! 私はパトリックと言います。イタリアからスコットランドへ移住し、2022年4月にアメリカのテキサス州オースティンに引っ越してきました。
仕事は土木技師、趣味は詩を書くことです。時間のあるときはドライブをして新しい場所を発見するのが好きです。
アウトドアが大好きで、キャンプやハイキングにもよく行きます。
この新たな土地でたくさんの友達をつくって、みなさんにもこの街のことを知ってもらえればと思います。

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