1. アメリカ人はものすごく親切
例えば、あなたが地図を片手に街で目的地への行き方を考えていたら、誰かがすぐに近づいてきて「何かお困りですか?」と声をかけてくれるでしょう。
通りがかりの親切な人が道順を教えてくれるだけでなく、目的地まで連れて行ってくれることもあります。
私自身、何度も経験しました。なんと、ある女性に家まで車で送ってもらったことだってあるのです。ホスピタリティと気取らなさ、そして他の国から来た人にくつろぎと安心感を与える能力はアメリカ人の最も素敵な側面です。ですので、アメリカで道に迷っても心配ご無用ですよ!
2. 買い物をする時は値段に注意
表示されている商品の価格には消費税が含まれていないので、実際に支払う金額とは異なります。
消費税は州によって異なり、税率には幅があるのでお気を付けください。
それから、この国で販売されている商品のサイズはヨーロッパとは違います。おそらく日本とも異なるのではないでしょうか。
テキサスやその他の州では、母国イタリアでは決して目にすることのない巨大なサイズの商品(6XLやそれ以上も)が販売されています。まさにスーパーサイズの国ならではですね!
靴屋に行くと、床に足形が描かれているのを目にすることがあります。これは足のサイズを測るためのガイドで、簡単に自分のサイズを知ることができます。
3. コンセントの形と電圧はヨーロッパとは違う(アメリカは110V)
アメリカのコンセントには、似通った2つのタイプがあります。2本の平たい刃が並行に並んでいるのがA型プラグ、2本の刃の下に円筒状のアースが付いているのがB型プラグです。
4. ハンバーガーと並ぶシンボル、コーヒー
アメリカでは、私がイタリアで慣れ親しんでいたコーヒー(エスプレッソ)とは大きく異なるドリップタイプが一般的ですが、エスプレッソを飲める場所もたくさんあります。
あっという間に飲み干してしまうエスプレッソとは違って、アメリカのコーヒーは味を楽しみ、どこにでも持ち歩いて車の中や仕事場などで一日中、少しずつ飲むものです。
アメリカのコーヒーを「熱々のお湯で薄めた風味を欠いたコーヒー」と言う人もいますが、これは真実ではありません。最近では本当に美味しくブレンドされたコーヒーもありますし、味にこだわるカフェもあります。なによりも、新しい味に慣れること、そして「ほっとする飲み物」として一日中持ち歩くというアメリカの習慣に従うことが重要ですね。
ご存じの通り、アメリカではシロップを入れたり、シェークやアイスコーヒーにしたりと、ヨーロッパにはない多様な方法でコーヒーが飲まれています。
5. 移動は基本的に車か飛行機
アメリカの都市には地下鉄の路線が張り巡らされていますが、地下鉄が整っていない地域ではあまり当てにならないバスを使わなくてはなりません。バスの運行時間はあいまいに書かれている場合が多く、時間通りに到着しないことも。しかも、お釣りをくれないので乗車料金分のお金をきっちり用意する必要があります。
長距離バスはある街から別の街へと移動するのに便利ですが、国内での長距離移動なら飛行機を選ぶことが多いです。
アメリカは広大なので、本土だけでも4つのタイムゾーンに分かれており、さらにハワイとアラスカのタイムゾーンはそれぞれ本土とは異なります。
6. 様々な点でビジネスに優しい国
アメリカでは、誰でも簡単に会社を立ち上げたり、新しく資本を得たり、人を雇ったり(解雇もしかり)することができます。大企業に限らず、小規模企業や個人事業主にも当てはまります。
これは、資本主義の総本山であるアメリカが企業のさらなる成長や生産拡大を支援し、健全で永続的な競争環境の条件を確立しようとしているためです。
この側面は多くの点で物議を醸していますが、こうした取り組みによりアメリカが現在のような経済大国になれたのも事実で、その結果、市場が新しいものを受け入れやすいという傾向を生み出しています。
- 2024.07.08
- 他国の人は知らないかも。アメリカのあれこれ