- 2016.08.23
- 秋の味覚きのこ フィファーリング(Pfifferling:アンズダケ)
夏から秋にかけてとれるアンズダケ(杏茸、学名:Cantharellus cibarius)はドイツでは「フィファーリング」と呼ばれ、秋の味覚代表の一つ。
頭の形が漏斗のように逆三角形になっており、アンズのような香りと酸味がある美味なきのこである。大量生産されている大振りな水っぽいものに比べると、小振りなものが歯触りもよく味が凝縮されており、山で採れる天然のものはかなり重宝される。香りが損なわれないように、水洗いはなるべくせず、濡れたタオルなどで上手に汚れを落とすのがベター。
ドイツで流通されているアンズダケはほとんどが、ポーランドなどの東ヨーロッパやロシア、バルト共和国から来ている。中でもとりわけバイエルン、オーストリア、スイスでとれるアンズダケは「本物のアンズダケ(Echter Pfifferling)」と言われ、形も若干異なる。日本で言う天然の松茸のように別格扱いであろう。
今回はクリーム&ベーコンにも良く合うパスタに絡めるレシピをご紹介。
その他にもステーキの上や豚肉、鶏肉、仔牛の上にトッピングとして、またゼンメルクヌーデルと一緒に一品料理として、この時期のレストランでは何を食べるか悩んでしまう。
但し、消化が悪いので食べ過ぎには注意くださいとのこと。