そして日本の乳製品は牛乳、ヨーグルト、クリームチーズやサワークリームほどしか種類がありませんが、ドイツではサワークリームやクワークなどの賞味期限が比較的短い乳製品の種類が豊富です。
生クリームは牛乳の脂肪分以外のものを除いて脂肪分を多くしたものに比べ、サワークリームはその生クリームを乳酸菌によって発酵させているので、お料理のレパートリーも広がります。
サワークリームには主に3つの種類があります。
●ザオレ ザーネ Saure Sahneー脂肪分10〜19%
Sauer=酸っぱい、Sahne=生クリーム
脂肪分が低めで熱を加えるとフレーク状になりやすいので、サラダ、ディップなどに使います。
●シュマントSchmand―脂肪分20〜40%
脂肪分が高く少し固めですが、クセがなく、酸味が弱いので、熱を加えても分離しないので、スープやソースに入れたりします。チューリンゲンの方では、シュマントケーキも有名です。
●クレームフレーシュCrème fraiche―脂肪分30〜40%
シュマントよりもコクがあり、こちらも熱を加えても分離しないので、フラムクーヘンやキッシュにも使われます。
私はこのクレームフレーシュでサラダのドレッシングを作ったり、お肉のソースのコクを出すのに愛用しています。
クワークQUARK
●クワークQuark―乳成分10〜40%
クワークは、ちょうどヨーグルトとクリームチーズの中間のような存在で、パンに塗ったり、ヨーグルトのようにミューズリーやフルーツを入れて食べたりもします。
このクワークチーズケーキはさっぱりしていてオススメです!。
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作り方
1. 底の生地を混ぜ合わせ2つに分ける。28cmのケーキフォームにバターを塗り、1つの生地を底一面に敷き、もう1つを円周のサイドにくっつけていく。
2. 中身の材料を大きなボールに入れ、よく混ぜ合わせる。
3. 170度に温めておいたオーブンで、1時間15分ほどじっくりゆっくりと焼く。焦げやすいので、下段の加熱にするか、途中クッキングペーパーを被せると良い。
4. 表面にこんがり焼き色がついて、中身がよく焼けたら出来上がり。
気軽に「クワークベルヒェン Quearkbällchen」
子供達が集まった時、簡単に短時間で沢山出来るのがクワークベルヒェン。
(Ball 丸いボール、chenヒェン=〇〇ちゃんと呼ぶ時の可愛い名称)
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またこのクワークはレモン汁と塩胡椒で味付けすれば、ディップやジャガイモホイル焼きのトッピングとして早変わり。ジャガイモのホイル焼きにサラダを添えれば、とてもヘルシーな食事となります。クワークはドイツ人にとって大切な食材の1つです。
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クワークは美顔用マスクとしても!
クワーク(低脂肪) 大さじ1
はちみつ 小さじ1
レモン汁 小さじ1
牛乳 小さじ2
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上記をよく混ぜて、顔に薄く塗ってパックします。
しばらくしてぬるま湯で流せば、お肌しっとり。
ドイツではこの種類の多い乳製品を味方につけると、生活のレパートリーも増えて楽しいです。是非、ご活用してみてください。