さて、今回は私の住むまち「パラカス」について紹介します。一言でいうと、リゾート地。自然保護区の動物(ペンギン、アザラシ、フラミンゴ等)を鑑賞し、海で泳ぎ、太陽が沈みゆくロマンティックな夕暮れをぼーっと眺める。そんな一日を過ごすために観光で訪れる場所です。おそらく、日頃の悩みを吹き飛ばしてくれるような場所です。
数ヶ月の間パラカスの別荘に滞在しながら羽を休め、都会に戻ってガッツリ働くというライフスタイルのペルー人も多くいるそうです。なかなかお洒落な別荘が海沿いに軒を連ねています。
ちなみに大きなショッピングモールはありません。小さな商店で日々の食料を調達します。リゾート地なので仕方がありませんが、物価がどこよりも高いです。
Wikipedia的な情報も少し書きますと、イカ県ピスコ郡パラカスは、首都リマから南に250キロ(車で3時間半)のところにあります。首都リマからCurz Del Sur(クルス・デル・スール)という長距離バスに乗ってパラカスへ移動するのがオススメです。この長距離バスがとても快適なのです。このバスのおかげで私はキラキラ輝く首都リマへ、ストレスなく通うことができます。値段は1階席70S/(約2800円)、2階席60S/(約2400円)です。1階席は高級なマッサージチェアに座る感じでゆっくりくつろげるので、オススメです。チケットはウェブサイトで購入可能です。是非パラカスへお越しの際はご利用ください。
パラカス(PARACAS)という地名は、インカ帝国の公用語でもあったケチュア語からきており「雨(PARA)」と「砂(ACO)」で「パラカス=砂の雨」という意味だそうです。
名前の通り、とどまることなく風がびゅんびゅん吹いています。毎日です。風のない瞬間がないのです。そして、月に何日かは砂混じりの風になり、歩いていると口の中にドンドン砂が入ってきます。砂を食べないようにするのが大変です。なぜ、この現象が(たまに)発生するのか?自然の不思議です。ちなみにこの現象のことも現地の人は「パラカス」と呼びます。砂混じりの日は困りますが、この風のおかげで、夏場もカラッとした暑さで、クーラーの力を借りず乗り切ることができました。
もちろん、太陽が非常に強いので(日焼け止めを忘れがちというのも理由のひとつですが)日本にいた時に比べて随分と日焼けしましたが仕方がありません。パラカスへお越しの際は、日焼け止めを忘れずにお持ちください。
次回は、私が働くパラカスミュージアムについてご紹介したいと思います。それではこのあたりでアディオ〜ス!南米ペルーパラカスより山本粧子でした。