• 2019.02.04
  • 世界最高峰のメディアアート機関とのコラボ展で遊んでみました!
オーストリアのリンツ市に拠点を置く、メディアアートの世界最高峰の機関アルスエレクトロニカが厳選したメディアアート3組の作品がナレッジキャピタルのThe Lab.にやってきた!ということでさっそく体験してきました。今回のイベントでナレッジキャピタルとアルスエレクトロニカのコラボレーション展示は9回目です。


アルスエレクトロニカ外観

ナレッジキャピタルThe Lab. 内
毎回異なるテーマの展示をしていますが、今回のタイトルは「PLAYWARE アルゴリズムでつくる遊び展」。アルゴリズムと聞いてすぐにピンとくる方は少ないのではないでしょうか。アルゴリズムとは、プログラミングにおける用語で、簡単に言うと「目標を達成するための手順や計算方法」のことだそうです。 このアルゴリズムをテーマにした3組のアーティストの作品をご紹介します!


まずはカナダ・モントリオールにて活動されているアートユニット、デイリー・トゥレジュールの作品、「Musical Shadows」。地面に置かれたパネルの上に影が落ちると、音が流れます。出る音の種類は、なんと40種!ただそこを通るだけではなく、手をかざしたり、ダンスをしてみたり。いろんな音を影で操る不思議な感覚を味わえました。
また、一人では限られた音しか出せませんが、たくさんの方で参加をすれば、もっと素敵なミュージックになります。私も数人で体験をしましたが、やっぱりみんなで一緒にやると楽しい!こんなアート作品が“いつもの通り道”にあったら、毎日出掛けるのが楽しみになりますね。


複数人でセッションも!
2つ目の展示は、藤木淳さんのゲームライクな4作品。ここではそのうちの1作品をご紹介します。その名も「P055E5510N」(possession)、日本語で“憑依する”という意味です。パソコンのスクリーンに映し出される無数のキャラクター。この中から、コントローラーで上下左右に操作しながら自分のキャラを探し出す、とってもユニークな作品です。見つけるまでに少し時間はかかりましたが、見つけた時の嬉しさと瞬時に芽生えるキャラへの愛着はたまりません。
その他の3作品も子供から大人まで皆が夢中になってしまう物ばかりです。このような遊びを通して、プログラミング、アルゴリズムに興味を持つ方々が増えればいいですよね!


作品画面

4人同時に体験できます
3つ目の展示は、アルスエレクトロニカの研究開発部門、フューチャーラボからの作品です。その名も「Flower of Time」。時間の感じ方は人によってさまざまで、楽しい時はあっという間に過ぎるし、10分がとても長く感じる時もありますよね。
この作品は、1秒、1分、1時間、1年などと針が1周する長さが異なる時計が10種類あり、その時計の周りに、どうすれば時間を楽しく過ごすことが出来るかを参加者が記入して貼っていきます。
例えば、「1秒」の時計の周りには、ウインクする、笑うなど、その時を楽しくするアイデアが書かれていました。私がブースを訪れた時には、30分時計、1時間時計にはたくさんの「寝る!」が書いてありました。半日時計はどうだろうと見てみると、ここにも多くの「寝る」が!みなさんお疲れの様です(笑)
この作品は、いかに時間を楽しく有効に使うことが大切か、リマインドしてくれます。他の方のアイデアに触れたり、みなさんもぜひご自身のアイデアを書いて、素敵なFlower of Timeを作ってください。


「1秒」を楽しくするには・・・

あなたのアイデアを書いてみてください!
この企画展は3月31日(日)までグランフロント大阪北館2・3階の「The Lab.みんなで研究所」で無料でお楽しみいただけます。ぜひ遊びに来てください!

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