イタリア全土から良品質の生ハム、サラミ、チーズ、クラフトビール、ワイン、お茶、カフェ、ジュース、オリーブオイル、缶詰瓶詰め類、そしてトリュフやキャビアなどの高級食材、魚介類、パスタにドルチェ等々、それに加えて一部ドイツやクロアチア、スペイン等他国で作られて
いる物等もあり、今年もたくさんの生産者が集まりました。ちょっと変わり種では、レストランやパティシエがデコレーションで使うようなフリーズドライの果物や花やソース、イタリアで育てられた紫蘇や春菊をはじめとするアジアのお野菜や香草、トマト以外の野菜を使ったケチャップなど面白い物も多数ありました。この会場では生産者のブース以外に各種イベントが同じ会場内で行われており、毎日グルメガイド本の紹介や、バールマンの選手権、などなど時間を区切ってあれこれといろんなイベントが行われていました。午前中はプレスのみという入場規制が敷かれており、落ち着いた雰囲気の中で商談や試食が出来るのですが、14時30分以降になると一般の方も入場できるようになっているので、たくさんのクオリティーの高いグルメ食材が試食できるとあって飲食関係者や、フィレンツェではなかなか手に入らないような食材を買いにくるグルメな方など、たくさんの人が来られてました。
此方の会場で紹介されてる物の多くは出口に設置されているショップで個人の方でも少量から買う事が出来るとあって、ショップにもたくさんの方が、お買い物に来られている様子でした。3日間に渡るテイストの期間の2日前から期間終了まではこの会場以外でもフィレンツェのレストラン、バール、エノテカ、ホテルなどいろんなところでフォーリ ディ テイストというイベントも行われており、私もテイスト以外にも前日から期間中にかけてフォーリ ディ テイストの方にも行ってみました。テイストのために遠くからこられている生産者が食材を持ちこみ、それぞれの飲食店とコラボレーションして特別にそれらの食材を使って夕食やアペリティーボをされてるとあって、普段メニューにない物がこの期間限定で食べられたり飲めたりして、この期間中はフィレンツェの飲食店は盛り上がったのではないでしょうか。私も毎年テイストやフォーリ ディテイストに参加するのですが、実際に生産者の声が聞け、実際作られてる方の顔が見れるこのイベントはどのように作られているのかなど、いろんな話を直接聞く事が出来、イタリアの食をより深く知る意味でも、とてもいい経験になりました。